2018年1月15日

知人から犬を預かる時の事前チェックリスト~1人暮らし用~

人の犬を預かるというのは短期間であっても簡単なことではありません。

預かる側が1人暮らしである場合は、更に難しいと言えます。

ここでは、飼い主から犬を預かるときに知っておくべきことをご紹介します。

犬の世話をする環境

飼い主と一緒に犬がおでかけをしそうな様子 犬は環境の変化に非常に敏感な動物です。

他の人の家に預けられた途端に、ストレスで体調を崩すこともあります。

また、普段は大人しい性格の犬であっても急に異常行動を起こすことも少なくありません。

少しでも犬のストレスを緩和するために、居心地の良い環境を整えてあげる必要があります。

ケージや犬グッズの準備

自分だけのスペースであるケージは、犬が最も落ち着ける場所です。

広い部屋ではくつろぐことが難しいので、普段から使っているケージを設置してあげましょう。

また、いつも使っているトイレシートやお気に入りのおもちゃなども必要です。

ドッグフードは変えない

犬は非常にデリケートなので、ドッグフードが変わっただけで体調を崩すこともあります。

必ずいつも飼い主が与えているドッグフードを用意してあげてください。

飼い主の匂いがする服やタオルを与える

飼い主の匂いが感じられると犬は安心します。

飼い主の匂いが染みついた服やタオルなどを持参してもらい、ケージの中に入れてあげましょう。

犬を預かるときの注意点

犬がフローリングの上に寝転んでいる様子 犬を預かっている最中に、トラブルが発生する可能性があります。

場合によっては、好意で犬を預かったことが原因で知人との関係に亀裂が生じてしまうかもしれません。

知人から犬を預かるときには、以下の点に注意してください。

犬の世話をする時間を十分に確保する

1人暮らしで犬を預かるときに真っ先に考えなければいけない点です。

飼い主と離れて不安な状態にある犬だからこそ、そばにいてお世話をしてあげる必要があります。

家を留守にすることが多いのであれば、犬を預かるのは難しいので断りましょう。

食生活の確認

ドッグフードを与える時間や頻度、量も確認してください。

可能であれば、普段与えている量を小分けにしておいてもらうとようにしましょう。

また、普段どの程度のおやつを与えているかも飼い主に聞いておいてください。

かかりつけの病院

何かあったときのために、かかりつけの動物病院の場所や電話番号は必ず控えておきましょう。

また、診察券も預かっておきましょう。

持病があるときには、投薬方法や起こりうる症状についても確認が必要です。

基本的なしつけの確認

吠え癖などがある場合は、自分だけでなく近隣住民に迷惑をかけてしまうことがあります。

しつけが十分でない犬を預かるのは短期間であっても難しいと言えます。

吠え癖や噛み癖がないか、きちんとトイレができるかなどを確認しましょう。

お預かりの直前に構いすぎない

犬と離れる前に、飼い主は犬を思いきりかわいがることが多いのではないでしょうか。

しかし、預けられる前と後の落差によって、犬はより寂しい思いをすることになります。

犬を預ける直前はできるだけ犬と距離をとるように飼い主に伝える必要があります。


犬を預かるときにしておくべき取り決め

人と犬が手(足)を重ねている様子 万が一のときのために、取り決めをしっかり行っておく必要があります。

決めておくべき項目は以下の通りです。

・預かる期間
・預かる期間が延びた場合の対処
・預かっている間の費用について
・飼い主への連絡方法
・万が一事故が起きた場合、あるいは死亡した場合どうするか

トラブルを避けるためにも、これらの取り決めはあらかじめしっかりと行いましょう。

まとめ

犬が寂しそうに伏せている様子 飼い主からすると数日預けるだけという場合でも、犬は捨てられたのかもしれないと思い大きなストレスに晒されてしまいます。

そして、そのような状態の犬の世話をするのはプロにとっても難しいことです。

犬を預かるように頼まれても気軽に引き受けることはせず、よく考えてから判断するようにしましょう。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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