2018年4月6日

ブリーダーから犬を迎える際の注意点

ブリーダーから犬を迎えるときには、ワクワクした気持ちでいっぱいだと思います。

しかし、新しい環境で暮らす犬は不安でいっぱいなことを忘れてはいけません。

ここでは、ブリーダーから犬を迎えるときの準備や犬を受け取る方法、そして犬を迎えた後の注意点についてご紹介します。

ブリーダーから犬をお迎えするときの準備

小屋の中の犬 犬を家族として迎えることが決定したら、まずは家の中の飼育環境を整える必要があります。

犬を飼育するために必要なグッズを、お迎えする当日までに揃えておきましょう。

犬を迎える前に揃えておきたいものとしては、ケージ、トイレ、ベッド、食器、首輪、リード、ドッグフード、おもちゃなどがあります。

また、季節や犬種によっては犬服も用意しておくといいかもしれません。

そして、犬種についての知識を深めておくことも大切です。

基本的な特徴や性格などをしっかり把握しておきましょう。

分からないことがあったら、遠慮なくブリーダーに聞いてみてください。

ブリーダーから犬を受け取る方法

クレートの中の犬 犬舎でブリーダーから犬を受け取るときには、クレートを持っていきましょう。

公共交通機関を利用する場合はもちろんのこと、徒歩や車の場合も必ずクレートに入れてください。

また、ペットシートも持参するようにしてください。

ブリーダーの犬舎から遠くに住んでいる場合は空輸か陸送から選ぶことになりますが、犬を空輸することはあまりおすすめしません。

犬を飛行機に乗せることは可能ですが、過去には飛行機に乗った犬が死亡した例もあります。

時間はかかりますが、できれば陸送を選ぶことをおすすめします。


ブリーダーから犬をお迎えした後の注意点

毛布の中の犬 犬と上手に付き合っていくためには始めが肝心です。

ここでは、ブリーダーから犬をお迎えした後の注意点についてご紹介します。

犬を無理に構い過ぎない

新しく家に迎えた犬は、飼い主家族にとってはすでに家族の一員です。

しかし、急に知らない場所に連れてこられた犬は不安でいっぱいです。

つい犬を撫でたり抱き上げたりして構ってしまいがちですが、新しい環境に慣れるまではそっとしておいてあげてください。

理想は、犬のほうから家族に興味をもって近付いてくることです。

トイレトレーニングは初日から始める

犬のしつけは翌日からと思ってしまいがちですが、トイレトレーニングは子犬を迎えた当日から始めてください。

犬に早くトイレを覚えさせるには、失敗させないことが大切だからです。

トイレの場所を教え、上手く排泄できたときには「いい子」と褒めてあげてください。

ドッグフードは食べ慣れたものを

ドッグフードは、ブリーダーが与えていたものと同じものを用意してあげてください。

最初のうちは少なめの量を与え、問題なく食べるようであれば少しずつ量を増やしてください。

他のドッグフードを与えたいときには、少しずつ切り替えていくとよいでしょう。

「ニューオーナーシンドローム」に注意

いきなり親や兄弟から引き離された新しい飼い主の家に連れていかれた犬は、精神的に不安定になります。

このように、飼い主が変わった精神的ストレスから身体に不調をきたすことを「ニューオーナーシンドローム」といいます。

主な症状としては下痢や嘔吐、食欲不振などがあります。

犬はとても繊細な動物で、最悪の場合はニューオーナーシンドロームで死に至ります。

このような事態を避けるためにも、迎えた子犬が一刻も早く環境に馴染めるように十分な配慮をしてあげてください。

まとめ

飼い主と手を合わせる犬 家に迎えた犬がスムーズに環境に馴染むことができれば、その後のしつけやコミュニケーションも上手くいきやすくなります。

ブリーダーから犬を迎えるときの注意点をしっかり心に留めて、犬にとって心地の良い環境を整えてあげてください。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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