2018年3月20日

あなたは大丈夫?ペットロス症候群のチェックリストと克服について

ペットロス症候群は、ペットを失った飼い主の多くが経験しています。

ここでは、ペットロス症候群の症状や克服しにくい感情、そして精神科や心療内科を受診するタイミングなどについてご紹介します。

ペットロス症候群の症状

片手で頭を抱える女性 ペットロス症候群とは、ペットの喪失から大きな精神的ショックを受けることです。

最近では多くの人が動物を家族として飼っていることもあり、ペットを失ったことでペットロス症候群に陥る人は少なくありません。

ペットロス症候群かどうかは、以下の症状を参考にチェックしてみてください。

・深く落ち込み、涙が止まらなくなる
・周りのことに無関心になる
・何をしていても楽しみを感じられない
・常にだるく、疲労感がある
・食欲が出ない、過食にはしる
・なかなか眠れず不眠気味になる
・やる気が出ず、集中力がなくなる
・強い罪悪感や自責の念を感じる

これらの症状がみられれば、ペットロス症候群の可能性が考えられます。

また、「〇個当てはまればペットロス症候群」などではなく、当てはまる項目が一つであっても症状が強ければペットロス症候群を疑う必要があるかもしれません。

克服が難しいペットロスの感情

両手で頭を抱える女性 ペットロスには、悲しみ以外にも様々な感情があります。

そして、そのなかでも「否認」「怒り」「罪悪感」「抑うつ」の4つの感情は特に克服するのが難しいとされています。

否認

ペットを失ったことによる辛さを紛らわすために、心の中でペットが亡くなったという事実を否定します。

いわば現実逃避している状態で、この感情を抱えているうちはペットロスから立ち直るのが難しくなります。

怒り

ペットの病気を治せなかった獣医師や交通事故を起こした加害者など、ペットの死に関係する人物などに怒りの感情を抱きます。

場合によっては怒りの対象が病気であったり、ペット自身であったりすることもあります。

罪悪感

怒りの感情が自分自身に向いた場合、それは罪悪感へとつながります。

「与えている食事に問題があったのではないか」「もっと良い治療を受けさせられたのではないか」など、自分を責めて思い詰めてしまいます。

抑うつ

人によって程度は様々ですが、ペットを失ったことで抑うつ状態になる人は少なくありません。

軽い抑うつですぐに回復する場合もあれば、長い間、感情がマヒした状態が続く場合もあります。


精神科や心療内科の受診

落ち込む女性と医者 ペットを失うのが辛いのは当然のことであり、別れの直後はほとんどの人がペットロス症候群に陥ります。

すぐに病院に行く必要はありませんが、焦らずに、少しずつペットの死を乗り越えなければなりません。

しかし、長い間ペットロスから回復できないと日常生活にも支障が出ます。

ペットロス症候群を克服するのが難しい時は、遠慮せずに精神科や心療内科を受診してください。

最近では、ペットロス症候群で受診する人も増えているので、受診できるか心配する必要はありません。

精神科や心療内科を受診するタイミングが分からないときは、以下の3点を目安にしてください。

・改善の方向に向かっているのかが分からない
・何か月もの間症状が変わらない、あるいは悪化している
・すでに日常生活に支障をきたしている

ペットロス症候群を乗り越えるために病院に行くのは、決して恥ずかしいことではありません。

病院で話を聞いてもらうだけで楽になることもあるので、助けが必要だと思ったらぜひ受診してください。

まとめ

飼い主に撫でてもらい満足そうな犬 ペットを失ったときに大きな悲しみに襲われるのは、ペットを大切にしていた人であれば当然のことです。

焦って立ち直ろうとせずに、辛い気持ちとしっかり向き合ってください。

また、ペットロス症候群からなかなか回復できない場合は、一人で無理をせずに周りを頼ってください。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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