2019年3月1日

次はいつ?ペットや愛犬の供養「忌日のお参り」のタイミングについて

愛犬との永遠の別れ。

悲しいけれども、自分のそばでせいいっぱい生きてくれた愛犬に感謝を込めて精一杯の供養をしてあげたいと思う方も多いのではないでしょうか。

今回はペットを供養する際に気になる“忌日”、初七日や四十九日についてとその日のお参りの仕方や供養の方法についてご紹介していきます。

【ペット供養】忌日とは

卓上カレンダー 仏教の考え方では、亡くなってから7日ごとに忌日を迎えます。

この日に行われる法要を忌日法要といい、遺族は家族がなくなってから7日ごとに追善供養として法要を重ねて故人の冥福を祈ります。

なぜ7日ごとなのかということには諸説ありますが、古代インドでは7進法が取り入れられていたからという説が有力とされています。

お釈迦様は菩提樹の下でさとりを開かれてから、7日ごとに場所を変えながら瞑想を進め、49日の間に悟りの境地を味わったことから、忌日法要を行うようになったと言われています。

【ペット供養】忌日の種類

忌日は7日ごとに存在します。具体的には次の通りです。

仮に2018年3月1日が命日として想定してご紹介します。

例)
2018年
3月1日命日
3月7日初七日
3月14日二七日(ふたなのか)
3月28日三七日(みなのか)
4月4日五七日(ごなのか)=三十五日
4月11日六七日(むなのか)
4月18日七七日(なななのか)=四十九日
6月8日百か日
2019年3月1日 一周忌
2020年3月1日 三回忌(※二回忌はありません)
2024年3月1日 七回忌

このように49日が経つまで毎週1回法要があるイメージです。

この法要の中から、初七日、四十九日、1周忌の法要を行う場合が最も多いとされています。

宗派や地域によっても異なりますが、亡くなった後に通夜、葬儀、火葬を行い、四十九日までは自宅に一度お骨を連れて帰って、四十九日の後に納骨されるのが一般的です。

近年では、初七日や四十九日を省いて葬儀の日に済ませるケースも増えています。



【ペット供養】ペットの忌日のお参りの仕方

花を持っている女性 忌日についてご紹介しましたが愛犬の場合も同じように行って何も問題はありません。

近年では、ペット霊園で初七日や四十九日の法要をお願いできるところも増えて来ました。

法要を行えたらいいことですけれど、まだまだ愛犬のために休暇などを取得するのは難しく、法要を行うことが難しい場合もあると思います。

四十九日の法要までに

四十九日の法要までの間は、7日ごとの忌日を意識しながらゆっくりと気持ちを整理し、愛犬の供養を行なっていきましょう。

ペット用の祭壇や、メモリアルグッズを作るのは、心の整理をつけるためにとても有効です。

初七日・四十九日の法要は

霊園によっては、忌日法要を個人でお願いすることができる場合があります。その場合、僧侶の方が見えて、愛犬のために読経を行い供養してくださいます。

初七日・四十九日の法要を個人で行うのが難しい場合は、ペット霊園などで毎月行われている合同供養や合同慰霊祭などで供養をするのもいいでしょう。

また、霊園によって異なりますが、命日や初七日、三十五日や四十九日に卒塔婆の法要を受け付けている霊園もあります。

お彼岸

忌日法要の他に、春分の日と秋分の日の前後3日間は春と秋のお彼岸として、お別れした家族を弔う日でもあります。

納骨堂にお参りに行ったり、お家の祭壇でお彼岸の花やお供えなどを行うのも良いでしょう。

花畑に犬が座っている様子
近年はペットと人間との関係性が大幅に変わって来ており、短い生涯を共にするパートナーと考えていらっしゃる方が増えています。

ただ、一人暮らしの方や共働きの方など自由な時間を確保しにくい環境では、ペットの葬儀や法要で休暇をとることは難しい状況で、思うように供養できないとお悩みになるかもしれません。

でも、決して人間と同様の供養が難しかったとしても、ご自身を責めないでください。

あなたが愛犬を供養したいと思う気持ちが何より大切なのです。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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