2018年6月1日

犬と楽しくお風呂に入るコツと注意点

犬を飼われてる方の中には犬と一緒にお風呂に入るという方も少なくないと思いますが、一緒に入らないにしても犬が風呂を嫌がって悩んでいる…という方も少なくないでしょう。

そんな方々のために、今回は犬を楽しくお風呂に入れるコツを解説します。

1.まずは飼い主がリラックスすること

舌を出してリラックスしてお風呂に入る犬 犬をお風呂に入れる際に実は一番大事なことがあります。

それは犬ではなく、まずは飼い主自信がリラックスして楽しそうにすることが最も重要となります。

犬がバタバタ暴れるたびに焦っている様子や、『手早くやらないと!』と必死で険しい顔になっている飼い主を見て、犬は尚更不安になり嫌がる可能性が高くなります。

飼い主の気持ちを表情などから認識できる犬は、飼い主の緊張感を感じてしまうのです。

ですから、まず不安や動揺を見せず飼い主がリラックスして行う心構えが必要です。

『お風呂は凄く楽しくて気持ち良いところだよ』というのを教えてあげましょう。

飼い主が楽しそうにしていれば、愛犬も興味を示す場合が非常に多いです。

2.気持ちいいと感じるお湯の温度にする

体をシャンプーされる犬 犬の体温は人間より高いといわれています。

当然、お湯の温度感覚も人間と違いがありますので、シャワーや湯の温度として適しているのは人間が手をつけても少し『ぬるい』と感じる温度が最適です。

よくあるのは、犬が風呂を嫌がるようになった原因は、湯が冷たすぎたり熱すぎたたことに驚きトラウマになったということが挙げられますので、温度は非常に大切で犬が『気持ちいい』と感じたら『お風呂=気持ちいいから好き』の認識になりやすいです。

また、温度が最適でも湯をかける時に驚く場合もあるので声をかけながら尻の方から湯を静かにかけていきます。

基本的に『汚れやすいところ』からと覚えると間違いないでしょう。

お尻を洗う作業の中の『肛門腺絞り』という作業については注意点があるので詳しくしらべて知識を身につける必要があります。


3.水や風呂場特有の音に慣れさせる

風呂の中で体を洗われるキャバリア 犬は人間よりも音が大きく聞こえる聴力を持ちます。

普段人間が気にならないような些細な音でも犬が敏感に反応したり、コップが落ちる音に物凄く驚くのはそのためです。

その理由から、風呂場のは特に音が大きく響き渡りますので犬が『怖い』と思いやすいです。

更に、お宅によっては風呂場が薄暗かったりしますね。それも犬の恐怖心を煽ってしまいます。

桶などが床に落ちた音なんて犬からすると恐怖そのものですし、声も大きく響くこともありますよね。

このように恐怖心を持つことで、風呂場→怖い→嫌いと認識してしまうことに繋がります。

そこで大事なのは風呂場やいつも体を洗ってあげてる場所を楽しい所だと認識させることです。

普段から好きなオモチャをわざと置いておいたり、風呂場の照明を明るくしてみたり工夫も必要ですね。

風呂入れ中にも愛犬が気に入ってるオモチャを使い遊ぶのも効果的です。

4.注意点について

シャワーでシャンプーを流す犬

あらかじめ毛はほぐす

風呂に入れる前に、特に毛の長い犬の場合はシャンプーの時に毛が絡まり痛がらないように犬用のブラシを使い毛をほぐすのが望ましいです。

きちんと流す

シャンプーやリンスが洗い流し不足だと、皮膚炎を引き起こす可能性があるので根本までしっかり流してあげます。背中のように高い位置からすすぐと泡切れがよいです。

シャワーを浴びる犬

洗う頻度

犬のお風呂の頻度は基本的に2週間~1か月に1度でいいとされています。

犬の肌は洗いすぎると必要な皮脂まで流されて肌荒れや乾燥肌になります。

ドライヤーのかけ方

ドライヤーは犬の耳元でやらないことです。

ただでさえ音が大きいのに、犬には更に大きな音として認識され驚いてしまいます。

また、近づけすぎると火傷の危険があるので近づけすぎないのも重要です。

毛の根元から手ぐしで優しく乾かします。

顔に水をかけない

これは大半の犬が嫌がります。

特に目の周りや鼻の周り、耳の周りも大量に水をかけるのは避けましょう。

まとめ

ドライヤーで体を乾かす犬 今回は、犬がお風呂が楽しいと感じるような注意点やコツをお伝えさせていただきました。

今までお風呂入れがうまくいってなかった方にも、ぜひ参考にしていただき愛犬が喜んでお風呂に入ってくれるようになればと思います。

お風呂は大事なコミュニケーションでもありますので、風呂は楽しい!と犬にも思ってほしいですよね。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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