2018年10月13日

【ペットの防災】飼い主の不安は「避難後の生活」について?

読者ライター

ななな

10年以上犬と生活してきた経験を活かして、役に立てる、共感できる記事を目指しています

もしも災害が起こった時に飼い主はどの様なことを不安に思うのでしょうか。

今回は災害時のペットの避難についてと、その問題に直面した人たちの実際の声を紹介していきます。

Q.「災害時にペットと一緒に避難しますか?」

はてなマークと犬 アニコム損害保険株式会社では2016年9月21日から9月27日までに契約者3,478人に「災害時にはどうぶつと避難するか」などのアンケートを行いました。

必ず一緒に避難する80.5%
できるだけ一緒に避難する15.8%
最低限の環境を整え置いていく1.6%
人命優先なのであきらめる0.2%
その他1.9%

その結果を見てみると「必ず一緒に避難する」「できるだけ一緒に避難する」をあわせて96%以上という数字を残していることがわかりました。

やはり置いていくことはできないと考える飼い主が多いのですね。

ただしどうぶつの避難については一つ問題があるのです。

それが避難所での生活です。

同行避難と同伴避難の違い、避難所では一緒にいられない?

地べたに寝転ぶ猫

環境省も、ペットと一緒に避難する(同行避難)ことを推奨してますが、避難場所でペットと一緒に過ごす(同伴避難)ことまでは推奨していないのです。
理由として衛生問題を挙げることもありますが、実際にはペット同伴避難者とそうでない避難者の生活空間を分けることが難しいという、物理的な問題が大きいと思われます。

こちらは下記のページから引用しました。

【行政書士が解説】Q「避難所ではペットと一緒にいられる?」

このように避難所までは一緒に避難できますが、その後の生活は別々になるということが現状では一般的になっています。

こういった状態を受けてペットの飼い主はどう感じているのか、アニコム損害保険が行った災害のニュースを見て感じたことや被災の経験から感じたことというアンケート結果とともに見ていきます。

避難所に入れないなら、車やテントで過ごすことも覚悟している



被災時はどうぶつと一緒にいてあげたいので、どうぶつと過ごせる避難場所を増やして欲しい



一緒に避難できない場合は、安全な預け先(知人・親戚含む)とそこへの輸送体制がほしい


やはり避難先でも一緒にいたいと考える飼い主が多いようです。

ペットだけでも安全な場所へ輸送してもらえるというサービスというのもあると嬉しいですね。

保護したこの名前がわからず、呼んであげられなくてかわいそうだった。皆マイクロチップや迷子札をつけてほしい



保健所・警察・病院などに一括で情報が共有される仕組みがほしい



どうぶつが安全な場所にいるという安心感は、被災生活を乗り切る原動力になると思う


一緒に避難できずに、はぐれてしまった場合などはどこのペットかわからなくなってしまうという問題があります。

ペットに身元が分かる情報を付けさせておくということも重要になります。


まとめ

一緒に眠る犬と猫 ペットの避難について見てみました。避難所にはどうぶつとの暮らしが苦手な人やアレルギーなど多くの人がいます。

避難先でトラブルを起こさないためにも同行避難と同伴避難の違いは知っておいてください。

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