2017年11月28日

【獣医師監修】愛犬にハゲ(脱毛)が…? 考えられる原因とは1/3

監修にご協力いただきました!

北里大学獣医学部卒業

2016年 新座えのもと動物病院を設立、院長に就任(現任)

愛犬の体にハゲ(脱毛)ができているのに気づいた瞬間は、やはり驚きますよね。

脱毛というとストレスが原因と考えがちですが、実は脱毛はさまざまな原因で起こりうるものです。

犬は全身が毛で覆われているため皮膚病にかかりやすく、それが脱毛という形で表面化する場合もあります。

早めに対処するためにも、犬にハゲ(脱毛)が出来る原因について考えられるものを把握しておきましょう。

換毛期でハゲ(脱毛)ができることはない

ブラッシングされるポメラニアン 犬は年に2回、春と秋の「換毛期」に毛が生え変わります。

一ヶ月ほどかけて、大量に毛が抜け、気候に合わせて過ごしやすいように毛量や毛質を調整します。

すべての犬種に換毛期があるわけではなく、主にダブルコートと呼ばれる毛周期(毛が生え変わる周期)の犬種に限ります。

<ダブルコートの犬種例>

コールデンレトリーバー、ラブラドールレトリーバー、柴犬、ウェルシュコーギー、ポメラニアン、チワワ、ダックスフント、キャバリア、ボーダーコリー、フレンチブルドック、ジャーマンシェパード、ジャックラッセルテリアなど。

しかし、換毛期の脱毛は一部の毛が一気に抜けるのではなく、まだらに少量ずつ抜けていくので、見て判るほどハゲ(脱毛)ができることはありません。

一部だけごっそりと脱毛しているようであれば、皮膚の異常である可能性が高いですので、動物病院で診てもらいましょう。


犬のハゲ(脱毛)の原因

こちらを見るポメラニアン

ストレス性脱毛症

脱毛は皮膚に何らかの異常があって起こるものがほとんどですが、皮膚自体に何も原因がなくても、ストレスがかかることで脱毛が起こる「ストレス性脱毛症」の場合があります。

これは何らかの心理的な変化があったとき、ストレスや不安を受けることで発症する脱毛です。

精神的な変化によって毛細血管が収縮し、血行が悪くなることで毛が抜けてしまうのです。

<ストレス性脱毛症のきっかけ(一例)>

・家族が増えた(飼い主の結婚、出産など)
・家族が減った(飼い主の結婚、飼い主が亡くなったなど)
・慣れない環境での生活(引っ越し、ペットホテルや友人宅へ宿泊)
・生活環境の変化(ご飯、トイレの場所が変わった)
・飼い主さんが構ってくれない(遊んでくれない、散歩に連れて行ってくれない)
・お留守番が長い

ストレス性脱毛症は、人間の円形脱毛症と同じように局部的に脱毛しキレイな肌がみられるのが特徴です。

痒みなどはないため、毛が長い犬は気付かれないままのこともあるようです。

まずは動物病院を受診し、併せて原因となっているストレスがなにかを特定し、軽減するようにしましょう。

かきむしり、怪我などによるもの

犬は気になる部分があると、舐めて治そうとする習性があります。

皮膚にできたできものが痒みの原因となり掻きむしってしまう場合や、怪我による傷を必要以上に舐めることで部分的に毛が抜けてしまうことがあります。

病気によるもの

先に触れた外的刺激によるかきむしりなどではなく、病気の症状のひとつとして脱毛が起きている場合もあります。

脱毛の原因となりうる病気については次の章でお話しします。

この記事が気に入ったら
Qpetに「いいね!」しよう

文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


合わせて読みたい

合わせて読みたい

PAGE TOP