2018年3月25日

愛犬に幸せだと感じてもらうための心得4つ

愛犬に幸せだと感じてもらうためには、犬の習性や考え方を理解する必要があります。

また、犬を可愛がれば無条件に幸せになるとは限らないのもポイントです。

今回は犬に幸せを感じてもらう飼い主の心得についてご紹介します。

①飼い主が我慢することが重要になる

飼い主と犬が向き合っている様子 犬に幸せだと感じてもらうためには、飼い主が我慢を覚えることが重要になります。

犬が可愛いと思っても、タイミングを誤って撫でるなどして可愛がってしまえば、犬が間違った学習をしてしまうことがあります。

犬は褒められた時や叱られた時と、直前にしていた行動や、現在の行動を結びつけて捉えます。

いたずらをしていたときに褒めればいたずらをすると褒められると思い、トイレトレーニング中に叱ればトイレをした行動について叱られていると勘違いします。

褒めていいタイミングと叱るべきタイミングを適切に把握して使い分ける必要があり、事前の知識がなければ正しくしつけることは困難です。

矛盾が生じれば、犬は理不尽さに傷つく、ルールの変更に混乱します。

思ったことを口にするだけでは、犬の幸せに繋がりません。

②犬に我慢を覚えさせることも大切になる

飼い主が犬の耳をつまんでいる様子 犬に我慢することを教えるのも飼い主の勤めです。

我慢を覚えさせないということは、他人や他の犬を見て吠える、いたずらをするといった行動を許容するということになります。

こういった犬は、結果的に社会性が身につかず、トラブルを起こす事が珍しくありません。

他人に預けるだけでなく、一緒に旅行をするのも難しいでしょう。

これは犬にとっても、飼い主にとっても不幸なことだと言えます。

大切なのは、我慢をした犬を褒めることです。

トレーニングでも、我慢をさせることと褒めることをセットにし、我慢できたら褒めるという循環を作って犬のやる気を引き出します。

ただ我慢させてはストレスになるため、メリハリをつけることも大切なポイントになります。


③犬の習性に合わせる気持ちが大切になる

芝生の上でくつろぐ飼い主と犬 愛犬に物事を学んでもらうためには、犬の習性をしっかり学ぶ必要があります。

習性を無理に押さえつけようとするとストレスがかかります。

ストレスから病気になる、人間不信になる犬も珍しくないため、犬が出来ることとできないことを切り分けて考える必要があります。

愛犬に言うことを聞いて欲しいというのは飼い主の都合です。

愛犬には愛犬の都合があり、感情があります。犬の習性を理解した上で、犬が理解できるような表現に落とし込まないと、コミュニケーションが成立しなくなります。

また、犬は簡単な言葉なら理解することができますが、理解するのと従いたいのは別の話になります。

何が嬉しい、不満だと感じるのか読み取ることが大切なポイントです。

④いつまでも一緒に居られるとは限らない

犬を抱きしめる飼い主 愛犬に幸せだと感じてもらうためには、いつまでも一緒に居られないことを理解する必要があります。

犬の寿命は人間より短く、また、人間も生きていれば何が起きるか分からないので、ずっと幸せな関係を維持するのは難しいことだと言えます。

万が一、自分が一緒にいられなくなったときのことを考え、他の人に慣れてもらう事は重要です。

他人を見ただけで激しく吠える、怯える、噛み付くといった暴力的な犬になってしまうと、万が一の時であっても、お世話をしてくれる人が見つからない事があります。

また、犬の平均寿命は延びていて、介護などが必要になるケースも珍しくありません。

老衰で動けなくなっても、飼い主と一緒に居たいという気持ちは一緒です。

大型犬を飼えば老後の負担も大きくなるので、最期まで面倒を見てあげる事が出来るかを含めてしっかり考える必要があります。

愛犬と苦楽を共にするという気持ちがなければ、本当の意味で幸せだと感じてもらうことは難しい事だと言えます。

まとめ

ソファに座る飼い主に抱きかかえられる犬 愛犬に幸せだと感じてもらうためには、犬の気持ちや習性を考えて寄り添う気持ちが大切です。

しつけを通して社会性を身につけ、過ごしやすい環境を自分で作ることも覚えてもらう必要があります。

飼い主は犬の気持ちを考えて、時に自分の感情と別の行動をとらなければならない場合もあります。

自分や愛犬の幸せだけでなく、愛犬と一緒に幸せになる方法を考えることが大切です。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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