2018年4月8日

飛行機に搭乗可能なペットについて

旅行や帰省で飛行機に乗るときに、ペットを一緒に連れていきたいと考える飼い主は少なくありません。

しかし、どんなペットでも飛行機に乗せる事が出来る訳ではありません。

今回は、ANAとJALのペット搭乗に関するルール、およびペットを座席に乗せる事の出来る海外の航空会社についてご紹介します。

ANA

キャリーと犬を抱える飼い主 日本の航空会社ではペットは手荷物扱いになり、貨物室に入れることになります。

まずは、ANAのペット搭乗のルールについてご紹介します。

搭乗可能なペット

小動物(犬、猫、小鳥、うさぎ、ハムスターなど)の搭乗が可能となっています。

なお、ワシ、タカ、フクロウなどの猛禽類は飛行機に乗せることができません。

また、貨物室の大きさには限界があるので、貨物室に収容する手荷物の量によってはペットを乗せられないことがあります。

犬・猫を搭乗させるときの条件

犬・猫を登場させるときには、1年以内に混合ワクチンを接種させている必要があります。

また、犬の場合は狂犬病の予防注射も必要になります。

飛行機に乗せる日から1年以内に混合ワクチン接種および予防注射をしているか、必ず確認してください。

大型犬の搭乗について

搭乗可能なペットは小動物に限られているので、大型犬はサイズによっては飛行機に乗せることができません。

大型犬を登場させたいときはあらかじめ問い合わせるようにしてください。

短頭犬種の搭乗について

短頭犬種はストレスや暑さに弱いため、多くの航空会社で搭乗が制限されています。

ANAも例外ではなく、5月1日~10月31日の間は、短頭犬種は飛行機に搭乗することができません。

なおANAで搭乗が制限されている短頭犬種は、以下になります。

・ブルドッグ
・フレンチ・ブルドッグ
・ボクサー
・シーズー
・ボストン・テリア
・ブル・テリア
・キングチャールズ・スパニエル
・チベタン・スパニエル
・ブリュッセル・グリフォン
・チャウチャウ
・パグ
・チン
・ペキニーズ

JAL

飼い主と犬とキャリーバッグ 同じ日本の航空会社でも、ANAとJALでは多少異なる条件を設けているようです。

ここでは、JALのペット搭乗のルールをみていきましょう。

搭乗可能なペット

犬、猫、小鳥、うさぎ、ハムスターなどの小動物であれば飛行機に乗せることができます。

またペットは基本的には貨物室に乗せることになりますが、金魚やカメ、昆虫などにおいては、条件を満たすことで機内に持ち込むことも可能となっています。

重量制限

ペットと他の手荷物を合わせて100㎏以下である必要があります。

なお、ペットとクレートを合わせた重量が32㎏以上である場合には貨物扱いとなるので注意しましょう。

短頭犬種について

JALでは、ブルドッグとフレンチ・ブルドッグの搭乗は不可となっています。

しかし、その他の短頭犬種についての搭乗の制限は設けられていません。


ペットを座席に乗せられる海外の航空会社

飼い主と犬とバッグとキャリーバッグ ANAやJALではペットを座席に持ち込むことは原則不可能です。

しかし、海外の航空会社であればペットの機内持ち込み可能なところもあります。

ここでは、ペットと同乗できる航空会社を一部ご紹介します。

・ユナイテッド航空(米国内路線)
・アメリカン航空(米国-カナダ、中米など)
・デルタ航空(米国-カナダ、ブラジルなど)
・エア・カナダ(カナダー米国路線)

飛行機に搭乗するのは、ペットにとって負担が大きく、誰もいない貨物室であれば体調に変化があった場合に対応する事が出来ません。

ペットと同乗することができれば飼い主が様子を見る事が出来るので、目的地への路線があれば、これらの航空会社の利用を検討してみてはいかがでしょうか。

まとめ

犬を連れた飼い主が飛行機に手をあげている様子 飛行機にペットを乗せることにはどうしても危険が伴うので、搭乗させる前にはしっかりと下準備を行ってください。

また、ここでご紹介したルールは変更されることもあるので、必ず最新の情報を確認するようにしてください。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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