2018年5月2日

柴犬を飼うと分かる4つのポイント

柴犬は国内だけでなく、海外でも人気のある犬です。

くるっと丸まった尻尾に、じーっと見つめてくるつぶらな瞳、にゅーんと伸びるほっぺ。

柴犬の子犬ともなれば、抱っこして頬ずりしたくなる可愛らしさです。

今回は、そんな柴犬を実際に飼うと分かることについて解説していきます。

小さくても運動量が多い

こちらを見る2頭の柴犬 柴犬は、体高40cm前後、体重8~10kgの比較的小柄なサイズです。

しかし、この柴犬、小さいわりに多くの運動量が必要なんです。

柴犬は昔は狩りに使われていたほどの犬なので、疲れにくく、筋肉もがっしりしています。

小型犬は通常、1日30分くらいの運動で充分だと言われており、それ以上だとかえって犬の体に負担になってしまいます。

ですが、柴犬の場合、中型犬並の1日1回30分を2回、合計1時間以上の運動が必要とされています。

また、普通に散歩させるだけでなく、ドッグランなどで思い切り走りまわらせる時間もある方が好ましいでしょう。

神経質なところのある柴犬は、散歩を嫌がる子もいます。

その場合、ボールで遊んであげるとか、散歩コースを変えてみるなどの工夫が必要です。

皮膚病になりやすい

こちらを見つめる柴犬 純血種の犬は、犬種によってなりやすい病気があります。

柴犬は、日本古来の犬なので日本の高温多湿の風土にも合い、丈夫な方ですが、皮膚が弱いという特徴があります。

ダニや食べているエサからアレルギー皮膚炎になることもあります。

柴犬はダブルコートで抜け毛がとても多いこともあり、シャンプーやブラッシングなどでこまめに皮膚のケアをしてあげなければいけません。

また、犬小屋や室内なら寝る場所などの居場所を清潔にすることも必要です。

ダニやノミが発生すると皮膚病の原因になります。

普段から気を付けてあげることはもちろん、体をやたら掻いていたり、皮膚が赤くなったりしていたら、動物病院に連れて行ってあげましょう。

また、柴犬は他にもなりやすい病気として、膝の皿や股関節を脱臼しやすいことがあります。

いつもとは違う気になる動きをしていないか、普段からよく観察してみてくださいね。


大人しくてかわいいのに番犬向き

雪の上に立つ2匹の柴犬 柴犬は飼い主に対して大人しく、懐きやすいのですが、誰にでも愛想が良いわけではありません。

柴犬は飼い主とその家族に忠実な分、他の人には比較的警戒心が高い性質があります。

縄張り意識も強いので、スイッチが入ると、どう猛な一面を見せることがあります。

普段の可愛い、無駄吠えしない、大人しい姿を見ていると、本当に同じ犬?と思ってしまうほどです。

大人しく散歩していたのに、近寄ってきた犬に突然吠えたり、飛びかかろうとすることもあるので、散歩中は気が抜けません。

それを防ぐためにも、小さいころから、犬慣れ・人慣れさせておく必要があります。

豆柴は別種類?

こちらを見つめる子犬の柴 柴犬の中でもさらに小柄で可愛い豆柴。

豆柴だと言われて飼い始めたら、ぐんぐん体が大きくなって普通の柴犬サイズになってしまうことがあります。

豆柴は柴犬の別種類の犬というわけでなく、小さめの柴犬をかけあわせて、小さい個体が出やすくなっている血統の犬です。

ですから、育て方によっては普通サイズになってしまうこともあるのです。

また、豆柴に比べてあまり知られていませんが、戦前から小さい柴犬をかけあわせた『小柴』という血統もあります。

豆柴も小柴も、日本の主要な犬の登録機関では柴犬と別種の血統とは認められていません。

まとめ

柴犬は神経質で頑固なところがある犬です。

気に入らない場所には近づかなかったり、入らなかったりすることもあります。

可愛くて大人しいイメージで飼い始めると、思いもよらない柴犬の行動にびっくりしますが、それがまた楽しかったりもするのです。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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