2018年8月19日

【外飼いに安心を】愛犬の「脱走トラブル」対策5つ

脱走癖のあるワンちゃんがいるご家庭はもちろんですが、普段はおとなしい子も何かの拍子に外へ飛び出してしまうことがあります。

帰巣本能があるといっても安全までは保障されませんし、脱走しても戻る愛犬がある日突然戻ってこなかったという話も少なくないのです。

脱走対策は「愛犬の身を守る」ものだと思って取り組みましょう!

対策1「思いっきり走る時間・環境(自宅ドッグラン)をつくる」


自宅の庭に十分なスペースがあるなら、そこに犬専用のドッグランコーナーを作ってあげましょう。

門がしっかりあるからといっても、犬は見事に抜け道を探してしまうので、ノーリード&柵なしで庭にはなすのは危険です。

「散歩したい」「遊びたい」といった欲の延長で脱走が起きているようであれば、そのドッグランスペースでひとしきり走る時間を作るよう意識してください。

サークルの素材は雨でも劣化しにくいステンレス製がおすすめです。

ジャンプして脱走しないか気になるならば、屋根のあるサークルをおすすめします。

また、サークルの下を掘って脱走しないように定期的にサークルの状態を確認してください。

もしもサークルを置くスペースがないなら、庭で遊ばせる間はドッグアンカーの使用もおすすめです。

地面にねじ込めるならねじ込みタイプのものを、地面がコンクリなどで埋め込むことが不可能なら重量のある留用アンカーを使いましょう。

対策2「メスに反応する子は去勢手術も視野にいれる」

動物病院で診察を受けているゴールデンレトリバー 愛犬が男の子でまだ去勢手術を受けていない場合、雌に反応し脱走しようとするケースもあります。

手術を受けられる年齢になったなら、愛犬の去勢手術も考えてましょう。

去勢手術にもデメリットは存在するので、ご家族や担当医と相談の上検討してくださいね。


対策3「犬の隠れ家を用意してあげる」

日陰で眠るゴールデンレトリバー 繊細な子の場合、車のクラクションや雷の音に怯えてパニックになり、勢いで脱走してしまう可能性もあります。

もしもあなたの愛犬が興奮しやすい性格をしているなら、犬小屋以外に、軒下など家族に近く愛犬が隠れやすいスペースを用意してあげましょう。

可能であれば、雷などを伴う悪天候のときは家の中に入れるなどしてあげてくださいね。

対策4「犬小屋や庭の手入れが脱走防止にもつながる」

ボールで遊ぶジャックラッセルテリア 外飼いであってもトイレは犬小屋と少し離れた場所に、トイレの世話はしっかり行うなどしましょう。

犬はもともと綺麗好きで、排泄物などで汚れたスペースは避けて休憩しようとします。

つまり庭や犬小屋が汚れていると感じると、その場所を離れようとする可能性があるのです。

衛生面だけでなく、脱走の原因となりやすい「劣化」に気付きやすくなります。

脱走した際に「劣化した柵を壊していった」「少しずつ門の下の土が減っていたことに気づいた(掘っていた)」といったことに気づく飼い主さんも多いのです。

庭や犬小屋を定期的にメンテナンスをすることで、犬が逃げだせるポイントを作らないようにしていけます。

対策5「“もしも”のために、コマンドを身につけておく」

飼い主を見上げている柴犬 脱走の瞬間を目にした際に、呼び止められなかったことを悔やむ飼い主さんも少なくありません。

一番大切なコマンドは定番の「マテ」です。

脱走した犬を見つけたときは刺激せず遠くから待てと言い、犬が大人しくしている間にリードをつけます。

そのために普段から「マテ」や「オスワリ」を落ち着いてできることがポイントです。

おやつがないとしない、という子は声をかけただけでは反応しないこともあります。

普段コマンドがバッチリな子でも興奮で耳に入らない可能性がありますが、まったく習慣がない子よりは呼び戻しへの反応に期待ができます。


ちょっと面倒でも、愛犬のために脱走対策を万全にしておくことが大事です。

対策後ももちろん、異変がないかチェックするよう意識しましょう。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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