2019年4月3日
愛犬家でも意外と難しい!この「昨日の愛犬クイズ」が健康管理の第一歩
自分は愛犬の健康管理ができているか?その確認ができるシンプルなクイズを作ってみました。
健康管理と聞くととても難しいことのように感じますが、健康管理の根幹は「昨日の愛犬の様子」を把握しているか否か、に集約されています。
もくじ [非表示]
- 1 何個答えられる?「昨日の愛犬」クイズ
- 2 どうして「昨日の愛犬」クイズが健康管理の要となるのか?
- 2.1 「昨日の愛犬チェック」は、もしもの時に重要な情報となる
- 2.2 「昨日の愛犬チェック」なら気軽にはじめられる
- 3 愛犬の健康管理に対する飼い主さんのリアルな悩みとは
- 3.1 「体調不良のサインがわからない!」
- 3.2 「そもそもフードを食べない」
- 3.3 「病院か様子見か、判断できる自信がない…」
- 3.4 「健康管理の習慣化が難しい!」
- 3.5 「現在の愛犬の健康状態を知りたい!」
- 4 愛犬の健康管理は「見る」「知る」「続ける」がキーワード
- 4.1 「見る」毎日愛犬の様子を意識して観察すること
- 4.2 「知る」犬種への理解、また便利な健康管理ツールを知ること
- 4.3 「続ける」“もしものとき”を防ぐために、普段から習慣化すること
- 5 まとめ
何個答えられる?「昨日の愛犬」クイズ
どうして「昨日の愛犬」クイズが健康管理の要となるのか?
とてもシンプルなクイズですが、中には答えられなかったものもあるのではないでしょうか。
そう、昨日の状態をピンポイントで思い出すのは、意外と難しいことなのです。
「昨日の愛犬チェック」は、もしもの時に重要な情報となる
仮に、飼い主さん自身が腹痛で受診するシーンを想像してみましょう。
お医者さんは正確な診断をするために「症状はいつからですか?」「昨夜は何を食べましたか?」と、患者さんの情報を求めます。
人間の場合は、お医者さんとの会話の中で思い出すこともあるかもしれませんが、犬の場合、獣医さんに情報を伝えられるのは飼い主さんだけです。
「昨日の愛犬チェック」なら気軽にはじめられる
犬のQOL(クオリティ オブ ライフ)向上を目的とした犬用品やドッグイベントが急増している背景もあり、愛犬の健康管理に関心を寄せる飼い主さんもどんどん増えています。
……その中で、「犬の健康管理って何をすればいいの?」と足踏みをしている方もいることでしょう。健康に限らず、何かをしっかり管理しようと思うとそれなりに仕組みが必要です。例えば、何を管理するべきか、何で管理するべきか、何をしてあげるべきか。
「昨日」の愛犬の様子を把握することは、健康管理の第一歩となります。健康をキープするために必要な知識を得ること、その知識を実践していくことは、その次のステップだと思って焦らず取り組んで欲しいのです。
愛犬の健康管理に対する飼い主さんのリアルな悩みとは
「体調不良のサインがわからない!」
『愛犬を連れて家族で川遊びをした日、脱水症状などで体調を崩していたようだったのですが、気づくのがとても遅くなってしまいました。後から思えば呼吸が荒かったような気もするのですが……。今日ずっと笑顔(パンティング)だね、と子供が言ったのを聞いてはじめて異変に気づき、その時は飼い主失格だと落ち込みました。』
体調不良の時に犬はどんなサインを見せるか、事前に知識を持っておくことは可能ですが、実際に目の前にした時に飼い主さんだけで判別ができるかというと難しい問題です。ちょっとでも「おかしいな」と感じたら、その様子を動画などで記録しておきましょう。
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「そもそもフードを食べない」
『子犬の時からあまりフードを食べないので、食べきるまで食器を出したままにしていたことで、愛犬の毎日の食事量は曖昧でした。体調を崩した時に動物病院で食欲について聞かれ、はっきり答えられなかった時に“決まった時間に食べる習慣をつけておけばよかった”と思いました。』
犬の性格や生活環境によっては、フードを決まった時間にしっかり食べるという習慣自体が無いというケースも少なくありません。もともと少食なのか、おやつでお腹を膨らませてしまうタイプなのか、どんな事情であっても健康管理をする上で変化に気づいてあげにくい状況ですよね。
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「病院か様子見か、判断できる自信がない…」
『愛犬がソファを降りた瞬間にキャンと鳴いたのですが、少し震える様子は見せたもののすぐにいつも通りに戻り、大したことじゃないのかも?と、動物病院に連れて行くべきか否かとても悩みました。家族に相談して念のため動物病院に行きましたが、それまでに3時間ほど判断に迷ってしまいました……。』
多くの飼い主さんが、体調不良に気づいてから「病院に行くべきか?」で一瞬悩んだ経験があるのではないでしょうか。愛犬を心配すればこそ、判断力に自信が持てなくなる時もあります。かかりつけの動物病院に電話をしてみたものの、保留音を聞いている間にどんどん消極的になってしまう、という声さえあります。
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「健康管理の習慣化が難しい!」
『健康手帳やノートをつけたり、手作りごはんを試してみたり、愛犬の健康を気遣っているつもりですが、すべて数ヶ月で終わってしまいます……。』
健康に良いもの・悪いもの、日々管理するべきこと、健康管理に積極的になるとさまざまな情報が耳に入るようになります。最近はネット検索が身近になってどうしても情報過多になりやすいので、結果的に「どこまでやればいいんだろう!?」と、健康管理を負担に感じてしまうことも多いですよね。健康管理に限らず、気負って取り組む状態では、ついつい三日坊主になってしまうのではないでしょうか。
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「現在の愛犬の健康状態を知りたい!」
『愛犬がシニアになってから以前より元気がないような気もするのですが、加齢のためなのか、病気など他に原因があるのかを見分けにくくなりました。』
健康管理のスタート地点、つまり愛犬の現在の健康状態は最初に把握しておきたいところですよね。検査結果は「受け取ったら終わり」ではなく、わかりやすく整理しておきましょう。そうすれば、今までの数値と比較するなど、健康状態の変化を視覚的に理解しやすくなります。
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ご紹介したようなお悩みを解決するには、健康管理の基本をおさえておく必要があります。ここからは、愛犬の健康管理で意識していただきたい3つのキーワードについてお話ししていきます。
愛犬の健康管理は「見る」「知る」「続ける」がキーワード
「見る」毎日愛犬の様子を意識して観察すること
まず、最初にお話しした食事量や排泄物の状態などは、毎日意識して見る習慣をつけましょう。そのほか、病気の早期発見のために飼い主さんが確認しておくべき部位には以下のようなものがあります。
- ・目(目ヤニ、充血など)
- ・口(口臭、よだれの量、歯の状態など)
- ・鼻(鼻水、呼吸音など)
- ・耳(耳を気にする様子、耳垢、赤みなど)
- ・足(歩き方、運動量、ケガの有無など)
- ・お尻(汚れ、腫れ、気にするような行動をしないかなど)
「知る」犬種への理解、また便利な健康管理ツールを知ること
すべての病気を把握することは困難なので、まずは愛犬のかかりやすい病気だけでも知っておきましょう。
日常的な健康チェックのほか、健康診断の結果、獣医師との会話なども簡単にメモしておくと何かがあった時に役立つ情報となります。愛犬に関する情報はできるだけひとつのデバイス(健康手帳、アプリなど)に集めておきましょう。簡単にグラフ化してくれるツールなどを用いれば、愛犬の健康状態を感覚的に理解することができるのでおすすめです。
健康手帳以外にも、健康管理に関連したツールはたくさん存在します。今回は、“予防型保険(※)会社”を目指すアニコムグループが保険契約者向けに健康管理のサポートとして提供しているサービスをご紹介します。
(※)…保険で得られるデータを研究やサービスに生かすことで「そもそも病気にさせない保険」
①100名の獣医師とLINEで繋がる「どうぶつホットライン」
(画像引用:「どうぶつホットライン」公式ページ)
愛犬について気になることを、LINEで獣医師に直接相談ができるSNSサービスです。スキマ時間で気軽にメッセージを送信できますし、動画や写真を送ることで具体的なアドバイスをもらえる点は、LINEならではの魅力です。
診察後に「あ、動物病院で聞いておけばよかった!」ということがあっても、すぐにLINEでアニコムの獣医師に相談することができます。
②人間でも話題の腸内フローラ測定が受けられる「どうぶつ健活」
(画像引用:「どうぶつ健活」公式ページ)人間のヘルスケアでも注目度が高い「腸内フローラ」測定を受けることができるサービスです。アニコムグループが持つ膨大なデータをもとに、腸内健康年齢や病気のなりやすさなどを割り出してくれます。専用サイトの「けんかつくん」にログインすることで、いつでも簡単に測定結果を確認することができます。
「続ける」“もしものとき”を防ぐために、普段から習慣化すること
健康管理をしっかり習慣化するには、毎日やるべきことを可能な限り簡略化できるよう工夫することも大事です。愛犬の健康管理に役立つツールはたくさんありますが、どれを使うかで迷った際は「手軽さ」「使いやすさ」で決めてしまうのも1つの方法です。
どんなに詳細が書き込めるツールでも、毎日やるべきことが負担となってしまうと継続が難しくなってしまいます。
愛犬のことを毎日「見る」こと、観察して得た情報を活かすために愛犬について「知る」こと、これらを長期的に「続ける」こと。この3つはシンプルなようでとても難しいことです。毎日続けるとなればなおさらでしょう。
日常生活でこれらのポイントを網羅するのは大変なので、健康管理に特化したツールは積極的に利用することをおすすめします。
まとめ
動物病院へ行くと、話すことができない愛犬の代わりに飼い主さんが答えることになります。
病気やケガは未然に防げることが一番ですが、いくら気をつけていても予期せぬ事態は起こりますし、そんな時こそ飼い主さんが持つ情報が頼りになるのです。
「昨日も食欲はなさそうでしたか?」
もしも健康管理で悩むことがあれば、まずはこのシンプルな質問に答えられるか否かから考えてみてくださいね。
文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。
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