2018年3月15日

犬と猫は仲良し?!仲良く過ごすコツとそれぞれの性格や習性について

犬も猫も可愛いですが、性格も習性もまったく違う動物。

飼い主が気をつけてあげないと、仲良しにはなりません。

犬と猫が仲良く同居できるかどうかは、飼い主の腕ひとつにかかっているのです。

犬と猫は仲が良いか?

フードを食べる犬と猫 元々犬と猫は、仲が良いとは言い切れません。

犬は狩猟犬や牧羊犬など、人間の仕事の手伝いをしてきました。

人間の同僚と友達をかねたような存在です。

猫は愛玩動物として、自由気ままにふるまいながら、人間と同居します。

人間の友達として、気持をなごませたり、励ましたりする存在です。

犬と猫は性格が違いすぎるので、会わせただけでは仲良くなりません。

犬と猫の同居が成功するには、飼い主が仲良くなるきっかけを作ることが大切です。

犬と猫の習性、性格

犬と猫の習性や性格は、まったくの逆といってよいほど違います。

寝る時間や遊び方、好きなことも全く違うために、仲良しになりにくいのです。

犬と猫の習性の違い

フードボールの前に立つ犬 夜行性ではない。夜は寝て、昼は遊んだり、活動する。

広い場所を歩いたり走ったり、物をかじる遊びが好き。

集団生活に慣れているため、自分だけが家に残されると当惑する。

前足を伸ばす猫と犬 夜行性。朝や夕方だけ活動する。1日の中で、寝ている時間が長い。

高さや立体感のある場所で、上下に移動して遊ぶのが好き。

孤独を好むので、自分だけ家に残されても、なにも困らない。

犬と猫の性格の違い

スリッパを履く犬 自分の家はテリトリー、飼い主はテリトリーのリーダーと考える。

集団生活や上下関係を好み、リーダーに従うことで安心する。

見慣れない人間を警戒したり、近づいたり、コミュニケーションを取ろうとする。

フードボールを前にした犬と猫 自分一人で、自由に行動するのを好む。プライドが高く、束縛されるのが嫌い。

きれい好き。自分の身体やテリトリーを清潔に保とうとする。

見慣れない人間には近づこうとしない。人間が近づくと逃げる。


同居の際の注意点


犬と猫の同居を始めるときは、2つの注意点があります。

1.犬と猫が、それぞれマイペースで過ごせる場所を作っておく


犬と猫を同居させるときは、2種類のスペースを確保します。

1つは、犬と猫が一緒に遊んだり、のんびり過ごせる場所。

もう1つは、犬と猫がお互いに離れた場所で、それぞれマイペースで過ごせる場所です。

犬と猫は眠る時間が違うので、1日中同じ場所ですごすと、お互いの睡眠を妨げてしまいます。

2.遊び慣れるまでは、ケガに注意

横になってこちらを見る犬と猫 犬と猫がお互いに慣れてきて、一緒にじゃれたり遊んだりを始めると、ケガが多くなります。

犬と猫の遊び始めの頃は、どんな風に遊んだら良いか、慣れてないからです。

犬と猫が遊んでいる時は、目を離さないようにします。

犬と猫だけを家において外出する時は、それぞれの居場所を分けておきましょう。

一緒に暮らす為のコツ

ヨーヨーと犬と猫 犬と猫が一緒に暮らすには、飼い始めの順番を工夫するのがコツです。

犬と猫の同居をスタートする場合、3つのやり方があります。

1.子犬と子猫を同居させる

犬も猫も小さなうちから飼い始めると、同居がうまくいきやすくなります。

生まれた時から一緒にいるのが当たり前なので、お互いの存在に慣れやすく、仲良くなりやすいのです。

2.犬が住んでいる家に、猫を同居させる場合

犬が先に家に住んでいる場合は、生後1~2ヶ月くらいの子猫を同居させるのがおすすめです。

子猫にとって、小さな時から、犬が身近にいて当たり前の生活がスタートすることになります。

3.猫が住んでいる家に、犬を同居させる場合

猫は、自分のテリトリーに入ってきた人間や動物を「侵入者」と考える動物です。

いきなり犬を会わせると仲良くならないので、猫と犬の居場所を離し、少しずつ慣れてもらうようにします。

まとめ

毛布で包まる犬と猫 犬と猫は、性格や習性が違うため、飼い主の工夫がなければ仲良く同居することはできません。

また、犬同士・猫同士でも、性格が合わず、仲が悪いことは珍しくありません。

結局は犬自身の性格、猫自身の性格によるところが大きいのです。

犬と猫の違いを理解して、仲良しのきっかけ作りに役立ててください。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、ペットとの暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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