2017年11月6日

泳ぎが得意・苦手な犬種は？犬を泳がせるまでの準備と練習方法をご紹介

犬かきという言葉が認知されているので、犬は泳げる動物だと思っている方は大勢居ます。

しかし、犬種によっては泳ぎが苦手な事もあります。そのため突然、プールや川で泳がせるのは危険です。

ここでは、泳ぎが得意な犬種と苦手な犬種から、水に慣れて泳がせるための練習方法までご紹介します。愛犬と一緒に泳いで遊びたいという方は、ご参考ください。

泳ぎが苦手な犬種リスト

家庭で飼われる愛玩犬や陸地で活躍する作業犬は水に慣れておらず、泳ぎが苦手だと言われています。

チワワ

チワワやマルチーズ等の泳ぐ必要がない環境で進化してきた愛玩犬は、泳ぎが苦手な傾向にあります。

ブルドッグ

ブルドッグやフレンチ・ブルドッグ、パグなどの短頭種は泳ぎが苦手です。上手く呼吸ができずに溺れてしまうリスクが高いので注意が必要です。

ダックス・フンド

ダックス・フンドは、胴体が長く足が短い体型をしています。そのため、そもそも泳ぎに向いていないといえます。

柴犬

泳ぎが得意そうな見た目の柴犬ですが、水に入る作業をする習慣がなかったため泳ぎは苦手です。秋田犬や紀州犬など、他の日本犬も同様に泳ぎが苦手な犬種です。

泳ぎが得意な犬種リスト

狩猟犬の中でも、鳥猟犬は水に入ることが必須でした。

水に入ることが好きで泳ぐのも得意な犬種が以下になります。ただし、泳ぎが得意な犬種であっても泳ぎが苦手な子もいるので注意しましょう。

ゴールデン・レトリバー

ゴールデン・レトリバーはもともと鳥猟犬で、漁師が撃ち落として水の中に落ちた鳥を回収する鳥猟犬でした。

そのため水の中に入ることが大好きで、水場に連れて行く大喜びします。またラブラドール・レトリバーも同様に泳ぎが得意です。

ニューファンドランド

名前の通りニューファンドランド島原産の犬種で、漁師の仕事を手伝う作業犬でした。

身体が泳ぎに適していて、現在でも水難救助犬として活躍しており、泳ぎが得意です。

スタンダード・プードル

スタンダード・プードルは鳥を回収する使役犬として活躍していたので泳ぎが得意です。

独特な尻尾は水の中にいてもよく見える目印だったといわれています。ただし、愛玩犬として改良されたトイ・プードルなどは泳ぎが苦手です。

犬を泳がせるための練習方法および注意点

愛犬が泳ぐことが苦手であれば、実際に水場に連れて行く前に自宅で泳ぎの練習をすることが大切です。

準備を怠ると、犬にとって怖くて嫌な思い出になります。

水に慣れさせる

水を嫌がる犬の場合は、まずは水そのものに対するネガティブな感情を取り除く必要があります。

大切なのは、水に濡れると嬉しいことがあるというイメージをインプットすることです。少しずつ水を浴びせながら、愛犬の大好きなおやつを与えましょう。おもちゃを利用するのも効果的です。

泳ぎ方を教える

水に慣れたら、次は泳ぎの練習です。練習場所として最適なのは、自宅のバスタブです。

愛犬を後ろから抱き、そっと水につけてあげてください。

泳ぎ方が分からない間は、前足だけをバタバタさせてしまいがちなので、後ろ足も使うように促してあげるとよいでしょう。

注意点

できるようになると飼い主にとっても犬にとっても楽しい水遊びですが、注意点もあります。

心臓病やてんかん、糖尿病などを患っていると水遊びの最中に意識を失う危険性があるので、水場で遊ぶのは避けてください。

また、健康状態が良くても水遊びをすると犬も疲れます。遊んだ後は十分に休憩させてあげてください。

まとめ

人間と同じで、犬にも犬種や個体によって得意不得意があります。

泳ぎが苦手な犬に水遊びをさせると、思わぬアクシデントが起こる可能性があります。愛犬を水場に連れて行くときには、十分に注意してください。