2018年2月9日

犬が前足を舐める時の気持ちとは?

ふと見るたびに愛犬が前足を舐めていると「なぜだろう?」と気になりますよね。

今回は前足を舐めている時の犬の気持ちと、それをやめさせるべきか否かについてお話しします。

前足以外も舐めている場合は「毛づくろい」

自分の後ろ足を舐めているポメラニアン 前足を常に舐めているのではなく、少しの時間だけ舐めているのであれば、毛づくろいをしているだけかもしれません。

体についたほこりや汚れを取り除き、自分で清潔にしようという気持ちから行う行動です。

毛づくろいの場合は、前足以外の部分も舐めていることが特徴です。

怪我や炎症が気になって舐めている可能性も。

散歩中に肉球を怪我した、炎症が起きている、など皮膚トラブルが気になって舐めていることもあります。

舐めている箇所に傷や赤みが見られた場合は、患部を舐めないようにさせてください。

患部が乾燥しないと傷口が回復に向かいませんし、舐めた際に雑菌が侵入すれば悪化してしまう可能性もあるからです。

タオルをゆるく、かつ厚く巻いておけばエリザベスカラーのかわりにもなります。

その上で、速やかに動物病院での診察をうけましょう。


前足だけを舐め続ける犬は「ストレス」を感じている

ベッドの上で自分の前足を舐めているシーズー もしも前足だけを執拗に舐め続けているという場合には、ストレスを感じている可能性があります。

これは“カーミングシグナル”といい、自分を落ち着かせるための自然な行動です。

しかし、犬の舌の表面はザラついているために同じ箇所を舐め続けているとその部分が摩耗してしまいます。

場合によっては、毛が抜けたり、炎症を起こしたりというケースも。

もし前足を舐め続けるという場合には、まずストレスの原因になりそうなものを考えてみてください。

室内で犬を飼っているという場合には運動不足も考えられます。

その場合には散歩の距離を増やす、ドッグランなど動き回れる場所に連れていくなどしてみましょう。

その他にも犬の居住スペースを変更した、近隣での騒音など、様々な理由が考えられます。

問題を特定しできるだけストレスを感じないようにしてあげることが大切です。

前足を舐めるのはやめさせた方がいいの?

前足を舐めることが癖になってしまい、原因が解消された後もその行為を続けてしまう犬もいます。

先ほども触れたように、舐め続けることで炎症などの皮膚トラブルを起こすこともあるので、自然にやめられるよう飼い主さんが工夫することが理想です。

ガムなど足以外に舐めると落ち着くものを用意する、という方法がおすすめです。

飼い主の手を舐めるフレンチブル 体のいろいろな部分を舐めている場合は問題ありませんが、前足など一つの部分を舐め続ける場合は怪我やストレスを疑いましょう。

原因が特定できなくても、舐め続けるという時点で何らかの対応をすべきなので、その場合は獣医師に相談してみることをおすすめします。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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