2017年12月23日

先輩愛犬家に聞く!多頭飼いのメリット・デメリット(体験談)

犬に囲まれた多頭飼いは、犬好きの人なら一度は憧れた事もあるのではないでしょうか。

1匹だけ飼っている家庭では、留守番のときに寂しいかもしれないので、もう1匹迎え入れたいと考えている人もいるかもしれません。

しかし、多頭飼いには、やはりメリットとデメリットがあります。

実際に多頭飼いをされている経験者の中には、良かったと感じている方も大勢居ます。

しかし、中には1匹のほうがよかったと後悔しているという飼い主の方も。

多頭飼いの楽しさも、大変さも体験した先輩愛犬家たちの体験談をご紹介します。

度重なる医療費で

レトリバーがクッションの上に頭を乗せて寝ている様子 もともと動物が大好きだったAさんは、マイホームを購入したタイミングで犬の多頭飼いを始めました。

その頃に丁度いろいろなご縁があり、結果として5匹の犬と一緒に暮らすことになりました。

かわいい愛犬たちとの毎日を楽しんでいましたが、状況が一転したのは愛犬たちが10歳くらいになった時のことです。

シニア犬になった愛犬たちが、3匹同時に怪我や病気をしてしまったのです。

投薬や手術、検査の費用はかなりのものでした。結果として、ボーナスが全て吹っ飛んでしまうような月もありました。

多頭飼いでお金がかかることは覚悟の上だったようですが、怪我や病気は想定外だったようです。

その後はリスクを避けるためにペット保険に加入しました。

金銭面のシミュレーション

多頭飼いでは金銭面での負担は避けられません。

また、年の近い犬を飼ってしまうと同時に病気になることも十分考えられます。

どのくらいお金がかかるのかをしっかりシミュレーションしておきましょう。

犬同士の相性

犬がこちらを見ている様子 フレンチドッグを飼っているBさんは、愛犬をわが子のように可愛がっていました。

しかし頻繁に外出しなければいけないことが増えてしまったため、愛犬のために新しく子犬を迎え入れることにしました。

子犬はフレンドリーなミックス犬で先住犬であるフレンチブルドッグにもよく懐いていましたが、おっとりした性格のフレンチブルドッグは元気過ぎるミックス犬に圧倒されてしまったようです。

気付いたときには、フレンチブルドッグはのんびりお昼寝することもできなくなっていました。

また、Bさんとフレンチブルドッグが遊んでいてもミックス犬が寄ってくるためBさんとの触れ合いも減ってしまいました。

現在は部屋を分けることで対処しているようです。

犬同士の相性に注意

多頭飼いをして犬同士の相性が悪いと、愛犬にとって望まない結果になってしまいます。

相性を見極めるのは難しいので、可能であればトライアル期間を設けることをおすすめします。


寂しさから解放

三匹の犬がおもちゃの周りに集まっている様子 Cさんは愛犬であるスタンダードプードルをかわいがっていましたが、子育てと時期が重なってしまったためどうしても子ども優先になりがちでした。

その結果、スタンダードプードルは寂しさから暴れ回るなどの問題行動を起こすようになってしまいました。

そんなときに丁度ご縁があって家族の一員となったのが、ボーダーコリーの女の子です。

気が強いボーダーコリーでしたがスタンダードプードルのことが大好きで、顔をぺろぺろ舐めるなどの愛情表現を頻繁に行っていました。

2匹は退屈したときにはお互いにちょっかいを出す関係で、スタンダードプードルの異常行動も減っていきました。

たっぷりの愛情で育てることが大切

多頭飼いで愛犬のストレスが増えるという話は聞きますが、その逆ももちろんあります。

多頭飼いをしたら犬同士が良好な関係を築けるように、平等にたっぷりと愛情を注いでくださいね。

まとめ

プードルがどこかを見ている様子 楽しそうなイメージを抱く多頭飼いですが、やはり失敗談も存在します。

安易な気持ちで多頭飼いを始めてしまうと、愛犬たちが辛い思いをすることもあるようです。

多頭飼いを検討されている飼い主の方は、金銭的なシミュレーションだけでなく先住犬の性格の考慮などを踏まえて上で、新たな家族をお迎えするか考えましょう。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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