2017年9月2日
『犬と遊ぶ時間』はとっても大切!屋内・屋外でできるオススメの遊び
遊んであげたときの愛犬の喜ぶ顔を見るのは、飼い主にとって大きな楽しみのひとつだと思います。
もちろん犬も飼い主と遊ぶことが大好きですが、実は“遊ぶ”ことは犬や飼い主にとって「楽しい」以外のメリットもたくさんあります。
この記事では“遊ぶ”ことが犬へどのような影響を与えるのか、またおすすめの遊びはどんなものがあるかを紹介していきます。
もくじ [非表示]
犬にとって“遊ぶ”こととは?
スリッパを振り回したり、家具をいたずらに噛んでしまったり。「なんでそんなことばかりするの?!」という前に、その行動の理由を考えてみましょう。
犬はもともと群れで過ごす習性があり、社会性のある生き物です。
そのため、一人ぼっちで過ごす時間はストレスになります。また、飼い犬は祖先であるオオカミから受け継いだ狩猟本能を発揮する機会がありません。
飼い犬になったとしても本能に従った欲求はのこっているので、遊びの中で欲求を刺激することが犬にとっては良いストレス発散となります。
遊ぶ時間の不足や、欲求をぶつける対象(おもちゃなど)がなければ身の回りのものを口にしてしまいますし、それが人間にとっては「問題行動」に映ります。
そうだとすれば、犬は怒られるたびにわけもわからず悲しい気持ちだけを味わうことになります。
“遊び”は犬の中にある欲求を正しい形で発散させるひとつの方法だと思いましょう。
犬と遊ぶことで得られるメリット
犬と遊ぶ時間を積極的につくることは、日々の生活が楽しくなるのはもちろんのこと、その他にもさまざまなメリットが得られます。犬と遊ぶことは健康維持に役立つ
体を動かして活発に遊ぶことは犬の健康維持につながります。散歩から帰ってきた後にイタズラや無駄吠えをするようであれば、運動不足が原因の可能性があります。
犬種や体格、個々の性格によって必要な運動量が変わるので、それも考慮してあげてください。
また、普段の遊びの中でしっかりスキンシップをとるようにしておけば、身体を触られることへの抵抗が少なくなります。
身体のあらゆるところをいつでも触れる状態にしておくことは、健康管理面でも非常に重要なことです。
飼い主もちょっとした変化に気付きやすくなりますし、治療の際に誰にも触らせてくれないという困った事態も避けられます。
犬と遊ぶことは知育になる
頭を使う遊びをすると、思考力や集中力を養うことができます。犬の狩猟本能を満たす遊びと、頭脳を鍛える遊びの両方を取り入れるとよいでしょう。
楽しみながら知力をアップできる「知育玩具」を使うのもお勧めです。
犬と遊ぶことで自立心が育つ
おもちゃで上手に一人遊びできるようにすることは、留守番に慣れさせる一つの方法でもあります。「飼い主が席をはずす時にだけおもちゃを与える」というパターンを習慣化させてしまうと、おもちゃを与えられる事と飼い主の外出(不安)のイメージが強く結びついてしまうのでおすすめできません。
そばに飼い主がいても一人遊びができる自立心ある関係性を構築できるように意識しましょう。
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犬と室内で遊ぶ
雨の日が続く梅雨は、毎日散歩に出かけるのも難しいことでしょう。そんな時は、散歩に行けない代わりに家の中でたっぷりと遊んであげましょう。
そうすることで、愛犬のストレスも軽減されます。
犬との屋内の遊び①引っ張りっこ
犬の狩猟本能を引き出す遊びが「引っ張りっこ」です。特に、ルーツが猟犬であるレトリバー系の犬はこの遊びが大好きです。
まず、引っ張りっこに使う噛みやすいおもちゃを見せましょう。
このときに犬が吠えたりするようであれば、落ち着くまで待ちましょう。
犬の興奮が冷めたら、遊びを開始します。
飼い主がおもちゃを引っ張ると、犬も全力で引っ張り返してくるはずです。
力の強さを加減しながら、引っ張り合いを続けましょう。
大切なのは、遊びの終わりを飼い主が決めるようにするということです。
こうすることによって、飼い主がリーダーであるということを犬に教えることができます。
犬との屋内の遊び②おやつ当て
おやつ当てでは、犬の嗅覚を鍛えることができます。まず、愛犬の好きなおやつを用意します。できれば、においが強めのものがよいでしょう。
用意したおやつを片方の手に隠し、両手をグーにして犬の前に出します。
こうすれば、犬はどちらの手におやつが入っているかを見分けようと一生懸命においを嗅ぎます。
おやつが入っている手を当てられたら、思い切り褒めておやつを与えてあげてください。
犬との屋内の遊び③宝探し
おやつ当てを少しバージョンアップさせたものが宝探しです。用意するものは愛犬のお気に入りのおやつ、そしておやつを詰められるおもちゃです。
まず、おやつを詰めたおもちゃを犬に見せ、その存在を認識させます。
そして、そのおもちゃを家の中のどこかに隠します。
犬が遊びを理解していないうちは、隠すところも見せておくとよいでしょう。
初めのうちはわかりやすいところに隠し、徐々に難易度を上げていくのがおすすめです。
おもちゃを隠したら、犬が探し始めるように合図を出します。
号令は「サーチ」「ゴー」など決めてあげましょう。
飼い主はあまり動かなくてよい遊びなので、疲れた日の遊びにおすすめです。
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犬と屋外で遊ぶ
天気がいい日には外で思い切り遊ばせてあげましょう。家の中ではできない遊びなら、愛犬も大喜びしてくれるでしょう。
犬との屋外の遊び①持ってこい遊び
中型犬や大型犬は、特にボールの持ってこい遊びが得意です。運動になることはもちろん、ボールを追いかけることによって追視力や集中力も養われます。
持ってこい遊びのやり方はとてもシンプルです。
まず飼い主がボールを投げ、犬が走って取りに行き、犬が戻ってきたら褒めるの繰り返しです。
最初は飛距離を伸ばさずに、近距離で行うとよいでしょう。
また、誤飲がないようにボールのサイズは愛犬に合ったものを選びましょう。
ボールの代わりにフリスビーを使うのもおすすめです。
ただし、プラスチック製のフリスビーは亀裂が入りやすいので犬が怪我をする恐れがあります。
安全に配慮するのであれば、ソフトな素材のものを選ぶのを選びましょう。
犬との屋外の遊び②トンネルくぐり
トンネルくぐりも、おすすめの遊びの一つです。最近は、折りたたみ式のトンネルもよく売られています。まず、犬にトンネルの前でおすわりをさせます。
それから出口の方に周って犬を呼び、トンネルをくぐらせましょう。
なかなかトンネルをくぐらない場合は、ボールやおもちゃがトンネルをくぐるように転がしましょう。
それを追いかけて犬もトンネルの中へ入って行くはずです。
初めはトンネルをまっすぐな状態にしてくぐらせましょう。
出口が見えていれば、犬も怖がりません。慣れてきたら、トンネルを曲げるなどして変化をつけていきましょう。
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犬と遊ぶときの注意点
犬にとって遊ぶことはとても大切ですが、遊び方を間違えてはいけません。愛犬と遊ぶときの注意点を確認しておきましょう。安全なおもちゃを選ぶ
おもちゃを選ぶときには、犬が怪我をしないように安全なものを選びましょう。特に、小さいサイズのおもちゃは要注意です。
犬が間違って飲み込んでしまう可能性があるので、愛犬のサイズからおもちゃを選んであげてください。
遊びの終わりは飼い主から
犬と共同生活をしていく上で、飼い主と犬の上下関係を理解させることはとても重要です。飼い主がリーダーであることを教えないと、犬の行動が制御できなくなってしまいます。
そのためにも、遊びの終わりは飼い主が決めましょう。
犬がまだ遊びたがっているうちに終えるのもタイミングの一つでしょう。
飼い主の手を使わない
犬と遊んでいると、ついじゃれてしまいたくなります。しかし、手で遊んでしまうと犬が手をおもちゃだと認識してしまいます。
そうすると、犬が飼い主の手に噛み付いてしまう可能性があります。
褒めるときに手で撫でるのは問題ありませんが、遊びには手ではなくおもちゃを使用するようにしましょう。
使ったおもちゃは片付ける
遊び終わったら、犬が自分で取り出せないところにおもちゃを片付けましょう。いつでもおもちゃで遊べる状態だと、ケジメがつかなくなってしまいます。
また、おもちゃを犬のものにしてしまうと、犬が自分を「上位」だと勘違いしてしまいます。
「飼い主が許したときにおもちゃで遊べる」と教えてあげるのが大切です。
犬と外で遊んだ後のケア
犬と外で遊ぶときは、家に帰った後のケアも重要になります。家に着いたら必ずブラッシングをしてあげましょう。
特に夏はノミやダニが付くので、念入りに行ってください。
また、肉球を確認してあげてください。
道路には、ガラスの破片など肉球に刺さる可能性があるものが落ちています。
肉球に刺さった状態で放置してしまうと化膿する可能性もあるので、肉球は必ず確認しましょう。
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まとめ
愛犬と良好な関係を築いていくためにも、遊ぶことは大切です。遊ぶときの注意点や遊んだ後のケアにも気を配りながら、たっぷりと遊んであげましょう。
遊び方にもいろいろな種類があるので、愛犬が気にいるものを探してみてください。
文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。
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