2018年1月17日

犬に頼られない飼い主に共通する3つの特徴

犬を飼って最初にぶつかる壁が躾です。飼い主と犬は、この躾を通して信頼関係を築きます。

子犬のうちの躾に失敗すると、飼い主を頼りにしない犬になってしまい、その後の飼い主との関係に大きな影響を与えます。

そこで今回は、犬に頼られない飼い主に共通する3つの特徴と、犬に頼られる飼い主になるコツについて解説します。

1.嫌なことを延々としてくる飼い主

遊ぶ3頭の犬たち 犬にも個性があり、その犬によって好きなことと嫌いなことがあります。

それが犬と生活する上であまり支障がないことの場合、ある程度は犬の個性を尊重することも必要です。

例えば抱っこされるのが苦手な犬もいます。

しかし、飼い主が抱っこしたいからと嫌がっているのに無理やり抱っこし続けると、犬は飼い主を「嫌なことをする人」と認識し近寄ることすらしなくなります。

このようになってしまうと信頼関係の構築は出来なくなってしまいます。

2.とにかく甘やかす飼い主

リンゴを咥えて走るダックス 「家の中の移動も常に抱っこする」「おやつが欲しいなど、犬の要求にすぐ応えてしまう」「犬がいたずらをしても、叱ることをしない」など、可愛さのあまり犬をひたすら甘やかし、犬と主従関係を築くことを意識していないタイプです。

主従関係がはっきりしないと犬は自分の方が上と勘違いし、自分の要求が通らないと飼い主に吠えたり、噛みついてしまうようになるため、信頼関係を築くどころではなくなります。


3.犬にとって理不尽なことをする飼い主

こちらを見つめる犬 犬の思考を理解せず、犬にわかるやり方で躾をしないタイプです。

例えば、犬のいたずらは、いたずらしているそのときに叱らないと意味がありません。

犬はあとから怒られても、自分がこのいたずらをしたことを覚えていないため、怒られる理由が理解できません。

「何故かわからないけど怒られている、怖い」ということしか感じられないのです。

また、名前を呼ばれたり、「おいで」と言われて来た際に怒られると、犬は傷付きます。

犬にとって飼い主に呼ばれることは「遊んでもらえる」「おやつをもらえる」など楽しいことの象徴です。

しかし、逆のことをされてしまったわけですから、犬は理解が出来ません。

頼られる飼い主になるためのコツ

散歩中のハスキー 犬から頼られる飼い主になるためには、まず飼い主と犬との主従関係をはっきり犬にわからせなければなりません。

犬はもともと群れで生活していた動物で、リーダーに全幅の信頼を寄せ、それに従うという性質があります。

飼い主がそのような存在になれなければ、犬が飼い主を信頼できるはずがないのです。

犬に頼られない飼い主というのは、このことが出来ていないために犬が混乱し、関係が築けないのです。

では、どうすれば犬に飼い主が主人であることを理解させることができるのでしょうか。

それは一言でいえば「メリハリ」をつけることです。

犬を人間と同じように扱い、全てのことで人間を同じように過ごさせてしまうのではなく、犬がやっていいことと悪いことをはっきりとわからせることが必要です。

例えば「人間が食事をしている時は、犬が構ってほしいとアピールしても無視する」「散歩中に犬が勝手な方向に行こうとしても許さない」など、飼い主と犬との関係は常に飼い主の主導で成り立っているという姿勢を徹底することで、犬は飼い主のことを主人だと認め、頼ってくれるようになります。

まとめ

飼い主に抱かれるパグ 今回は、犬に頼られない飼い主に共通する3つの特徴と、頼られる飼い主になるコツについて解説しました。

もし、あなたがこれらの特徴に当てはまってしまったとしても遅すぎることはありません。

自分の今までの躾のやり方を思い出し、間違っていたところは改めて愛犬に向き合っていけば、きっと愛犬もあなたを信頼し素敵な関係になれることでしょう。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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