2018年2月6日

【狼狩り】スコティッシュ・ディアハウンドの魅力から歴史まで

スコティッシュ・ディアハウンドはスコットランド原産のサイトハウンドで、ディアハウンドとも呼ばれます。

アイリッシュ・ウルフハウンドとは似た容姿をしていることから、しばしば比較されるディアハウンド。

そんなディアハウンドの魅力や歴史をご紹介します。

ディアハウンドの歴史

崖の上のディアハウンド ディアハウンドはスコットランド原産の犬種です。

祖先犬はウルフハウンドで、鹿猟に適した犬種を求めて品種改良が繰り返されたといわれています。

16世紀頃には上流階級の人々の間で高い人気を誇り、一般庶民には手が届かない高価な犬種でした。

多くの人に愛されていたディアハウンドでしたが、鹿の数が少なくなるとディアハウンドの人気は一気に落ちていきました。

そして、19世紀には絶滅の危機に瀕します。

しかしチャンピオン犬が出たことによって人気は回復、頭数も徐々に増えていきました。

現在ではアメリカや北欧を中心にディアハウンドを飼育する人が増えています。

ディアハウンドの特徴

林の中のディアハウンド ディアハウンドは体高74㎝前後、体重約40㎏前後で、大型犬に分類されます。

よく比較されるアイリッシュ・ウルフハウンドとは兄弟犬種ですが、比較すると身体が大きく骨太だといえます。

被毛は短毛で硬く、わずかにカールしています。

毛色はグレー、ブリンドル、ダーク・ブルー・グレーや、イエロー、レッド・フォーン、サンディー・レッドにブラック・ポイントが入っているものなどがあります。

ホワイトは少ないほど好ましいとされており、頭や首のホワイトは認められていません。


ディアハウンドの性格

ディアハウンドの性格は元気いっぱい 強面な見た目をしていますが、性格は温厚で行儀のよい犬種なので、室内にいるときは大人しく過ごしてくれます。

また、飼い主を喜ばせることが大好きなので、しつけは入りやすいといえます。

飼い主に対して愛情深いだけでなく、飼い主の家族や小さな子ども、ほかの動物ともなかよくなることができます。

ただし誰に対しても愛想が良いわけではなく、見知らぬ人に対しては距離を置いて接します。

自分に自信があるためか攻撃性はほとんど見せず、吠えることさえあまりありません。

狩猟犬としての本能が残っているため動くものを追いかけたがることがありますが、きちんとしつけをすれば問題ないといえるでしょう。

ディアハウンドの飼い方

横を向いたディアハウンド ここではディアハウンドを飼うときのポイントをご紹介します。

飼育環境

スコットランド原産の犬種であるため、日本の蒸し暑い夏は得意ではありません。

外飼いは身体に負担がかかるので、室内で飼育して、夏の温度管理には十分気を付けてください。

運動

体力のある犬種なので、散歩は毎日1時間以上を行いましょう。

また、足の速いディアハウンドは走り回ることが大好きです。ドッグランに連れて行って好きなだけ走らせてあげると喜びます。

被毛のケア

週に2回ほどのペースでコーミングしてあげるといいでしょう。被毛がカールしているため、コーミングを怠るともつれやすくなります。

また、顔周りや耳などのムダ毛は丁寧に抜いてあげてください。

病気

大型犬の影響もあり、平均寿命は10年程度だといわれています。

胃捻転や股関節形成不全、肥大性心筋症、がん疾患などを患いやすい犬種なので、気になる症状があったら受診するようにしましょう。

まとめ

ディアハウンドが遠くを見ている様子 ディアハウンドは世界的にも希少な犬種で、日本でも街中で見かけることは珍しいと言えます。

しかし、優しくて落ち着きのあるディアハウンドは家庭犬として飼いやすい犬種だといえます。

大型犬を飼いたいと考えている人は、ぜひディアハウンドを候補に入れてあげてみてください。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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