2018年2月18日
犬の診察料・手術費用の相場について
これから犬をお迎えする方の中には、犬を生涯飼うのに必要になる金額について知らない方も多いのではないでしょうか。
ここでは、犬を飼っている方が想定しておく必要のある、診察料からワクチンや手術出費までご紹介します。
※相場としての金額を表示しております。
実際の金額については病院によって異なりますので、詳細はかかりつけの各病院、クリニックへお問い合わせください。
犬にかかるお金は餌代だけではない
昨今のペットブームで、犬を飼う人が増えましたが、犬を飼うにはお金がかかることも事実です。例として、人間のように保険がきかないので、自由診療になります。
短期間の通院であれば、そこまで大きな出費にはなりませんが、手術や入院では金額もかなりの額になります。
そのほかにも、ワクチン代やペット保険の保険料などにもかかります。
初診料、診察料初診料、診察料の相場
診察料の相場が、1,000~2,000円くらいですが、検査や、薬を出してもらう場合は、追加で2,000~10,000円ほどかかります。診察料だけに限らず、すべての料金でいえることですが、病院や地域によって金額が異なります。
通院しようと考えている病院の料金が気になる場合は、事前に問い合わせてみるのも良いでしょう。
大体の料金を知っておくことで、突発的な通院も安心できます。
診察といってもレントゲンや血液検査など、検査が必要な場面は多々あります。
専門的で精密な検査を受ける場合は、その検査代も高くなる傾向があります。
ワクチンなど予防接種料金
・狂犬病ワクチン:約3,500円~・5種混合ワクチン:約5,000~6,000円程度
・9種混合ワクチン:約8,000~10,000円程度
犬を飼うのであれば、狂犬病や、そのほかの感染症を防ぐワクチンも大切です。
ワクチンは1年に1回の接種ですが、それほど安くない出費なのではないでしょうか。
可能な限り料金をおさえたい場合は、何軒かの病院に聞いてみることをおすすめします。
中にはワクチンを接種させていない飼い主もいるようですが、万が一のことも考えて、接種させてあげましょう。
手術などにかかる料金には幅がありますが、疾患ごとの手術代の目安は以下になります。
がん手術
・約30,000~300,000円程度
手術費用は地域や病院だけでなく、犬種の大きさや腫瘍の大きさによって異なります。
抗がん剤治療
・約20,000~30,000円程度/1回
放射線治療
・約10,000円~50,000円程度/1回
心臓病治療全体の合計
・約800,000円~1,000,000円程度
犬の治療費の中でも、特に高額なのが心臓病治療だと言われています。
心臓病の種類や進行状況によって差はありますが、平均して月に30,000円ほどの治療費が必要になることが多く、治療期間が長引くほど合計金額は増加します。
また、入院が必要になる場合は、上記の金額に合わせて、追加で月に30,000円から60,000円ほどの費用が必要になる場合があります。
尿路結石手術+入院
・約30,000円~160,000円程度
結石の大きさや種類によって、対処法が異なるので料金にも変動があります。
初期段階であれば、食事療法や投薬によって治療できる場合もありますが、進行状況によっては手術で取り出す必要があり、治療費が高額になります。
椎間板ヘルニア手術+入院+検査
・約150,000円~350,000円程度
ミニチュア・ダックスフンドやコーギーなどに多く見られる病気ですが、進行状態によって金額が異なります。
軽度で、手術や入院が必要ない場合は、50,000円未満で治療が出来ることもあります。
重度の状態では、場合によって500,000円以上の治療費が必要になることもあります。
脱臼手術
・約200,000円~400,000円程度
白内障手術
・約200,000円~300,000円程度
突発的な金額が高い出費の一つに、手術代があります。
保険がきかず、全額自己負担なので結構な金額になる場合が多くなります。
金額に大きな幅があり、病気の部位や、難易度などいろんな要素を加味する必要があるため、一概に高いとは言い切れないところがあります。
心臓病の治療は投薬がメインですが、トータルでみるとかなり高額になるので、こういう時にペット保険に加入していると負担を抑えることが出来そうです。
いざという時に慌てずに済むように、自分の飼っている犬がどんな病気にかかりやすいのか前もって知っておくようにしましょう。
ペット保険について
保険会社やプランによりさまざまですが、年間保険料の相場は以下のようになっています。 小型犬:約20,000~110,000円前後
中型犬:約30,000~110,000円前後
大型犬:約40,000~200,000円前後
中型犬:約30,000~110,000円前後
大型犬:約40,000~200,000円前後
全ての飼い主がペット保険に加入しているわけではありませんが、手術や入院することになった場合には、ペット保険に入っていると心強いといえます。
保険料は、小型犬や大型犬の差だけでなく、犬種によっても異なります。
手厚い補償を受けたい場合は保険料が高くなりますが、補償を少なくすることで、手ごろな保険料で加入することもできます。
ひとつ注意したい点として、ペット保険は何歳になっても入れるわけではありません。
加入できる年齢制限は保険会社により異なるので、気になる人は調べてみましょう。
病気になってからでは遅いので、心配な方はペット保険に入っておくことをおすすめします。
まとめ
犬の診察料の相場などをご紹介しました。とても残念なことですが、中にはお金がなくて病院代が払えない人もいるようです。
犬を飼うにはある程度お金が必要だということを、飼う前に知っておくことはとても大切です。
これから犬を飼おうと思っている方は、ご参考ください。
文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。
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