2018年2月24日

犬語解説!犬の「要求」が含まれる行動とは

犬の行動には、飼い主への要求が含まれていることが少なくありません。

寂しそうに鳴いていたり、じっと視線を送ってくるケースも多く、犬語を理解できるかどうかで愛犬との関係性が大きく変わります。

愛犬が普段取っている行動が、実はかまって欲しいというサインである場合もあるため、日ごろの観察や考察も重要になってきます。

犬語①「前足をのせてくる」

犬が前脚を乗せている様子 犬が前足をのせてくるときは、かまって欲しいときです。

甘えたように鳴く犬もいますが、鳴くことに抵抗感がある犬は、飼い主の体に触れることで気持ちを示す場合が増えます。

後ろ脚で立って飼い主に寄りかかるのは、前足をのせる表現を大げさにしたものです。

片足だけのせてくる場合と、前身でぶつかってくる場合はかまって欲しい気持ちの大きさが変わってくるのです。

体をすり付けてくるのもかまって欲しいときで、少しでも飼い主の視野に入って気を惹くためです。

ただし、よそに出かけて他の犬の匂いなどつけてきた場合は、自分の匂いを上書きするために体をこすり付けるケースもあります。

犬語②「あごをのせて飼い主の顔を見る」

犬が飼い主にあごを乗せている様子 犬が飼い主の体にあごをのせるのは、安心していることを示すサインです。

くつろいでいるときは膝の上や、体にあごをのせ、コミュニケーションをとりながら休んでいます。

そのままくつろがせてあげると犬は喜ぶため、無理に動かす必要はありません。

あごをのせながらちらちら飼い主の顔を見るときは、撫でて欲しいなどプラスアルファを求めているときです。

中には自分の存在を認識しているか不安になっている犬もいます。なでることで犬に安心感を与え、ストレスを緩和することができます。


犬語③「口をなめてくる」

口を舐めようとしている様子 犬が口をなめてくるのは、愛情があることを示すのと同時に、甘えたいことを示すサインになっています。

犬の祖先である狼には、口をなめることで相手に従うことを示すという習性があります。

威嚇する相手の口をなめようとすれば噛まれる恐れがあり、無防備な姿を示すことで親愛の情を表しているのです。

口をなめようとするのは、それだけ尊敬されているという証になります。

犬も愛情が一方通行だと寂しくなるため、甘えたいという気持ちがこめられている場合もあります。

自分が愛していると示したのだから、褒められたいし、なでられたいという気持ちが入っている場合もあります。

頭をなでてあげるだけでも犬は喜びますが、しつけ中に甘えてくるなど空気が読めていない場合には切り分けて考える必要があります。

犬語④「餌皿を押したり叩いたりする」

鼻で皿を押している様子 餌皿を鼻先で押したり、前足で叩く場合は餌が欲しいという要求になります。

また、餌が入っているときは注意が必要で、おいしくないから変えて欲しいというサインに変わります。

犬にも偏食家が存在し、おいしくないドッグフードを避けることがあります。

新しいフードなどに切り替えると途端に食べなくなるケースも存在し、餌皿をいじることで元のドッグフードに戻すように要求することがあるのです。

偏食を治したい場合は犬との根気比べになることがあります。

餌を変えてしまうと、要求すればおいしいものが食べられると認識します。

食べないのであればドッグフードを捨ててしまうなど、心を鬼にしなければならない場合もあります。

まとめ

犬が飼い主に体重をかけている様子 犬はかまって欲しいときや甘えたいときは、鳴き声だけでなく行動で示してきます。

犬の習性を理解すればどんな要求をしたいのかわかりやすくなり、対処もしやすくなります。

要求を理解した上でどこまでかまってあげるのか、要求を通すのかはしつけで重要な要素になってきます。

犬との信頼関係を築くためにも大切なため、甘やかすときとそうでないときのメリハリをつけた方が犬にとっても幸せだと言えます。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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