2018年2月28日

犬語で伝える怒りのサイン

人間は怒ると、口や行動に出す事が出来ます。

しかし、犬は怒っているのか喜んでいるのか言葉では分かりません。

ですが、確実に犬語(声や行動)として頑張って伝えてきているのです。

今回は、そんな怒りの犬語についてご紹介します。

犬の怒りのサイン①『唸る』

犬が唸っている様子 犬が知らない人や怪しいものに対して『ウ~ウ~』低い声で唸っている姿を見た事のある方も居るでしょう。

それは犬が警戒・威嚇のサインを出している時にする行動の一つだと言われています。

しかし、これはイライラの怒りではなく『やってやる!かかってこい!』という風に戦う意思表示にもなります。

犬同士であった場合は、喧嘩に発展する事もありますし、人間に対しても噛みついたりして怪我する可能性もあります。

犬同士の場合は、すぐに距離を離してください。

人間は唸っている犬に対して無闇に近付いたり触ろうとするのはやめましょう。

飼い主がいるのであれば声をかけて落ち着かせ、警戒の対象が分かっているのであれば取り除いてください。

犬の怒りのサイン②吠える

犬が吠えている様子 これも犬の怒りのサインとしてはよく見られるものです。

この状態は前述した、唸っている時よりも興奮の度合いが高く、興奮状態だと言えます。

目つきも鋭くなって瞳孔も開いています。

興奮しているという事は我を忘れている状態でもあり、日ごろは大人しく利口な犬であっても人間の声が耳に入らない事もあります。

そうなれば、誰であっても怪我をする危険性があるので、口元に手を持っていくなどの行為は控えてください。

飼い主であっても、噛まれる可能性は充分にあります。

そのため、飼い主は犬に対して毅然とした態度を取り、今の犬の状態はいけない事だと伝える必要があります。

穏やかに声をかけて安心させるのも手ではありますが、犬によっては効果がない場合があるので注意してください。

もう一つの注意点として、怒っている犬に対して怒る事です。

逆に怒りが増幅したり興奮度が上がる事があるので、怒って気を静めようとするのはやめましょう。

あくまで我に返させるのが第一目標です。頭ごなしに怒るのは逆効果だと覚えましょう。


犬の怒りのサイン③『鼻にシワを寄せる』

犬が鼻に皺を寄せている様子 これは前述した2つと比べると怒りのベクトルは低めですが、怒りのサインの1つです。

しかし、見落としがちなサインでもあります。

鼻が短い犬種や、鼻が毛で覆われてしまってる犬などは特に分かりにくいので、きちんと観察してみてください。

この時の犬は興奮状態にまでは陥っていませんが、興奮・威嚇状態ではあります。

手を出せば噛まれる危険性もありますので、様子を見るようにしましょう。

飼い主がいる場合は声をかけてあげる、音を立てるなどして気を紛らわせ、怒りを鎮めるようにしてあげてください。

他の家の犬を触ろうとして、こういったサインが出たら触るのは諦めましょう。

犬の怒りのサイン④『歯茎を剥き出しにする』

犬が歯茎をむき出しにしている様子
これも見逃しがちなサインですが、唸る行為と同時にしている場合が多々あります。

このサインを見て笑っているように見えて可愛い、嬉しそうだと勘違いする方も居ますが、怒りのサインなので無闇に触らない様にしましょう。

興奮状態ではありませんが、臨戦態勢を取っているのと同じでいつでも攻撃出来る状態です。

声をかけるなどして落ち着かせてあげてください。

注意点として、怒りの対象となっている人は、怒っている犬に声をかけないようにしましょう。

犬の性格にもよりますが、怒りの対象になっている方のアクションは逆効果になることがあります。

どうにかしたい気持ちは分かりますが、接触しないように注意し、目線を合わさずゆっくりと距離を取るようにしてください。

まとめ

犬が顔をゆがませている様子犬が怒っている時に見せる犬語についてご紹介しました。

人間は言葉があるので怒りの意思表示はすぐにできますが、犬に言葉はありません。

しかし、犬は犬なりに伝えようとしているので、ちゃんと汲み取ってあげましょう。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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