2018年3月13日

犬と猫の『肉球』の違いをリサーチ!それぞれの特徴や役割は?

ほとんどの動物には、肉球がついています。肉球には、人間にはない独特の感触があって、可愛らしいですよね。

今回は、我々にも馴染みが近い、犬や猫の肉球の特徴について迫りたいと思います。

肉球の仕組みや働きについて

自分の前足を舐める猫 まず最初に、肉球の仕組みや働きを説明しておきましょう。

正式名称は肉球じゃない?

我々が普段から肉球と呼んでいる「それ」は、正式名称ではありません。肉球の正式名称は、「蹠球(しょきゅう)」言います。

肉球を持っている動物の特徴

肉球を持っている動物は、陸の上で生きる食肉目が特徴です。食肉目というのは、哺乳類の部類に入ります。

肉球の構造について

前足を挙げる犬と猫 肉球は、地面に直接触れるパーツなので、分厚く作られています。

ちなみに、肉球の周囲は汗をかきやすくなっています。

そうすることで、肉球の保湿を保っているんです。

肉球の怪我は治りにくい

肉球は、地面に直接触れるため、分厚く作られているわけですが、怪我をすると治りにくいデメリットがあります。

なぜかと言うと、肉球は血管が少ないからです。

怪我が進行すると歩けなくなる可能性も

前述したように、肉球の怪我は治りにくいです。怪我が長引いてしまうと、傷口から細菌が入って、化膿する可能性があります。

その結果、歩けなくなってしまうケースも。そのため、犬や猫を飼っている人たちは、肉球の怪我には注意が必要です。

もし、怪我をしてしまった場合は、肉球専門のお薬を使うと良いでしょう。

あるいは、すぐに獣医師に診てもらってください。

犬の肉球の特徴について

ここからは、ペットとして高い人気を誇っている、犬と猫の肉球に焦点を当てていきます。

まずは、犬の肉球についてです。

犬の肉球は比較的丈夫

犬の肉球 犬の肉球は、他の動物と比べると比較的丈夫にできています。

質感は、ざらざらです。

この、犬特有の肉球は、狼に由来しています。

野生のオオカミは、雪がたくさん降る寒い地域で暮らしていました。

そのため、寒さに耐えられるように、または、雪の上でも走れるように、ザラザラで分厚い肉球になったと言われています。

地面を走るのにも適した肉球

犬の祖先である狼は、雪の上を走るだけではなく、土の上も走ります。

だから、固い地面を走るのにも適した肉球になっているんです。

だから、飼い犬がコンクリートの上を歩いても、十分クッションになってくれるので、問題ありません。

温度にも強いので、真夏のアスファルトでもスラスラ歩けるのです。

室内犬は柔らかい肉球になることもある

前述したように、分厚くてザラザラした肉球を持っている犬ですが、生まれたての時から室内犬として育てられた犬は、例外です。

ほとんど外を歩いていないので、肉球が柔らかいままの場合も多いんです。

そんな犬がたまに外を歩くと、肉球を怪我することがあるので、気をつけましょう。


猫の肉球の特徴について

次に、猫の肉球の特徴に迫ってみたいと思います。

猫の肉球はすべすべしていて薄い

猫の肉球 猫の肉球は、肌触りがすべすべしていて薄くできているのが特徴です。犬の肉球と触り比べると、その違いは一目瞭然です。

リビアヤマネコ特有の肉球

飼い猫の祖先は、リビアヤマネコと言われています。

リビアヤマネコは、雪がほとんど降らない暖かい地域で暮らしていた猫です。

犬の先祖である狼とは、真逆の環境ですね。

だから、スベスベの肉球になっているのです。

顔のお手入れに向いている肉球

猫は、手で顔をこすって頻繁に顔のお手入れをします。

猫特有の柔らかい肉球は、この顔を傷つけないのです。

忍び足にも向いている

こちらを見つめる猫 本来の猫の習性は、獲物の近くに忍び寄って、素早い瞬発力で獲物をキャッチします。

柔らかい肉球をしているおかげで、忍び足に向いているんです。

ざらざらの肉球に変化することもある

このように、柔らかい印象がある猫の肉球ですが、固い地面を歩く場合は、ざらざらの肉球に変化することもあるんです。

犬の肉球は、状況に応じて柔らかくなることはありませんから、これは猫特有のものだと言えるでしょう。

猫の肉球はカラーバリエーションが豊富

猫の肉球で特に特徴的なのは、豊富なカラーバリエーションです。

通常は、ピンク色をしていますが、黒になっていたり、まだらになっていたり、etc。

眺めているだけで、飽きない面白さがあります。

まとめ

動物の肉球って面白いですね!我々の身近にいる犬や猫でも、こんなに違いがあるんです。

今一度、動物の肉球を見て、その違いを楽しんでみてはいかがでしょうか?

この記事が気に入ったら
Qpetに「いいね!」しよう

文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、ペットとの暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


合わせて読みたい


  • もしもマガジン Qpet協力ドクターの紹介
  • PAGE TOP