2018年3月14日

カットは要注意!犬と猫のヒゲの重要性について

ペット好きな人が高い確率で飼っている、犬や猫。

犬や猫のビジュアルを美しく保つために、洗髪してあげたり、トリミングしたり!時にはヒゲをカットしたり、etc。

手をかけて世話を見てあげている飼い主がたくさんいます。

だけど、ヒゲのカットをするのは、慎重にならなければなりません。

ヒゲのカットは、犬と猫で概要が変わるので、今回は、その辺りに焦点を当てていきたいと思います。

動物のヒゲの役割

犬と猫 そもそも、動物のヒゲの役割を皆さんはご存知でしょうか?

動物のヒゲは、バランスをとったり、目が見えにくい場所で障害物を避けるために察知するなど、重要な役割を果たしています。

猫のヒゲの役割について

猫のヒゲは、感覚が鋭く仕上げられているのが特徴です。

その鋭さは、「空気の動き」を認識してしまうほどと言われています。

さらに、猫はヒゲで感情を表すのも特徴です。喜んでいるときはピンとヒゲが伸びたり、機嫌が悪い時は前に飛び出たりします。

猫は、尻尾でも感情を表すので、しっぽの動きとヒゲの動きの両方をチェックすれば、飼い猫の気持ちが理解できるかもしれません。

犬のヒゲの役割について

犬のヒゲは、猫のヒゲほど感覚が鋭くないと言われています。

それでも、役割を持っていないわけではありません。障害物を感じたり、顔を守る働きを見せています。

特に、障害物を察知する能力は高いです。

なぜなら、犬は鼻が前に出っ張っているため、前方の下の方が確認しにくいからです。

ヒゲは切らない方が良い

犬に寄りかかって眠る猫 前述したように、犬と猫のヒゲは重要な働きを見せています。そのため、本来はヒゲはカットするべきではないのです。

しかし、犬のヒゲに関しては、カットする場合もあります。

なぜなら、トリミングのコースに、ヒゲのカットが含まれているからです。

これは、「野生で生活していない犬は、ヒゲの能力がなくても大丈夫と言えば大丈夫」という概要から来ています。

また、犬のヒゲを切る理由は、見た目の問題も大きいです。

犬の種類によっては、ヒゲが似合わない場合もあります。

ドーベルマンとかボクサー犬が、それにあたりますね。

しかし、どうしてもカットしなきゃいけない理由がない限りは、残してあげた方が良いでしょう。


ヒゲの根元には神経と血管があるから要注意

ヒゲをカットしたい場合は、必ずプロにお任せしましょう。

なぜなら、ヒゲの根元には神経と血管が通っているからです。

素人が、大した勉強もせずヒゲを切ってしまうと、大きなダメージを与えてしまいます。

猫のヒゲをカットしない理由

髭の長い猫 前述している通り、犬の場合は、トリミングにヒゲのカットが含まれていることがあるので、カットするのは珍しくありません。でも、猫はほぼカットしません。

これは、「猫がおとなしくしてくれないから」という理由が大きいと言われています。

暴れやすい猫を相手にカットしようとすると、身体を傷つけてしまう可能性が高いですからね。

もし、何らかの理由があって、トリミングやヒゲのカットが必要な場合は、麻酔を打って行う場合もあります。

ですから、猫のヒゲのカットに関しては飼い主が行うのはなおさらやめましょう。

まとめ

人間の指に顎を乗せる猫 いかがでしたでしょうか?動物のヒゲは、人間のヒゲとは違い、大きな役割を果たしているのがわかりましたね。

つまり、結論から言うと「犬猫のヒゲをカットする必要はない」ということです。

ただ、どうしてもカットを行う場合は、専門家に任せましょう!

ヒゲのカットは、専門家の中でも、得意不得意がある難しい工程だと言われてます。

だから、口コミや実績などを事前確認して、安全そうな施設を選んで任せるようにしましょう。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、ペットとの暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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