2018年3月17日

飼い主はその時どうするべき!?犬と猫の喧嘩が激しくなった時の対処法

「こんな声聞いたことない!」ハッと気づいた時には、犬と猫がもつれるように取っ組み合って……これほど緊張する瞬間はなかなかありません。

飼い主さんとしては大事にならないよう仲裁に入りたい所ですが、方法によっては逆効果になってしまうことを知っておきましょう。

犬と猫の喧嘩が激しい時は「手」を出すべきでない!

犬に向かって猫パンチを繰り出す猫 小さい喧嘩であれば問題ありませんが、「喧嘩がいつもより激しい」と感じた時は、二匹の間に手を出さないことをおすすめします。

興奮状態の時に手を伸ばせば、逆に刺激してしまう結果になる可能性もあります。

運が悪ければ、飼い主が怪我をすることも。

安全に犬と猫の喧嘩を仲裁する方法

犬に寄り添って眠る猫

名前を呼ぶ、大きな音を立てる

普段から交流があるのであれば、少し派手にじゃれあった時でも、大きな怪我を見かけることはなかなかないでしょう。

お互いどれくらいの強さで噛まれたら痛いなど、自分で加減できます。

普段甘噛みしたりして猫パンチなどをしてじゃれあっている間に、身をもって勉強しているのです。

それがヒートアップしている時は、名前を呼んだり、大きな音を立ててこちらに意識を向けさせてみましょう。

もともと相性が悪くないのであれば、気になる音が耳に入れば喧嘩を一旦中断するはずです。

威嚇している時は視界を遮る

犬が遊びのつもりでちょっかいを出して、猫が一方的にストレスを感じている。

または普段から一方的に猫が好戦的な姿勢を見せる。

どんな理由でも、猫が喧嘩腰の場合は、威嚇している段階で二匹の間に雑誌や段ボールなどを差し出して視界を遮ってみましょう。

猫や犬は、目を長い時間合わせることでさらに神経質になってしまうからです。

落ち着いている方を移動させる

犬が猫を意識している場合は、ひとまず猫を抱き上げる、または高い所に移動させるようにしましょう。

猫と違って犬は上下の行動範囲が狭いため、届かない位置に移動させることでひとまずの回避策にはなります。

犬が落ち着くまで、そのまま視界に入らない所へ猫を避難させるしかありません。

どのケースに当てはまった場合も、喧嘩の前後は目を離さないようにしてください。


犬と猫の喧嘩がヒートアップしたなら、予防策にも取り組みましょう

仰向けに寝ている犬と顔を背ける猫 ここまで対処法を書いてきましたが、最後に喧嘩の予防策についても触れておきます。

一人遊びのおもちゃを与える

それぞれが熱中できるものがあれば、意識がぶつかることも少なくなります。

特に犬が猫へちょっかいを出してしまう場合は、少しずつおやつが出るコングなどを与えることで回避できる可能性があります。

一方の逃げ場所をつくる

猫が好戦的でないのであれば、専用の猫ドアやキャットタワーなどで逃げ道を作ってあげましょう。

逆に犬のために「猫がいけない場所」は作りにくいものです。

その時は思い切って生活スペースをはっきり分けるしかありません。

じゃれ合う犬と猫の様子 せっかく一緒に暮らしているのに生活スペースを分けるのは、飼い主さんとしては複雑な心境かもしれません。

ただ、ペットはもちろん自分自身も、怪我してからでは遅いこともあります。

怪我はなくても、どちらかが強くストレスを感じながら生活することになる可能性もあります。

一度喧嘩がヒートアップしてしまったのなら、選択肢のひとつとして考えてあげて下さいね。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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