2017年11月27日

飼い主は知らないとヤバい?犬が鼻ちょん(ツンツン)する4つの理由

愛犬が鼻をツンツンと身体にくっつけてくる経験をされた事がある飼い主の方も少なくないと思います。

とても可愛らしい仕草ですが、この行動には様々な意味が隠されていることをご存知でしょうか。

犬が鼻ちょんする心理や、飼い主の正しい対策法をご紹介します。

犬が鼻をツンツンする理由とは?

チワワが悪そうな笑みを浮かべている様子
犬が鼻をツンツンしてくるのには、大きく4つの理由があります。

ここでは一つひとつをご説明するので、愛犬の鼻ちょんがどれに当てはまるかを考えてみてください。

何かを要求している

「ご飯がほしい」「遊びたい」などの要求を伝えたいときに、犬は鼻ちょんをします。

なかにはおもちゃを運んでくるなどして要求をはっきり伝える犬もいます。

飼い主に構ってほしい

飼い主に構ってほしいという控えめなアピールの場合もあります。

イタズラして気を引こうとすると叱られることをわかっているため、このような方法で注意を引こうとします。

邪魔者扱いしている

「そこは自分の場所だ」といわんばかりに鼻をぐいぐいと押し付けてくるのであれば、邪魔者扱いをされている可能性があります。

これは非常に問題で、完全に飼い主を下に見ているといえます。

仲良くなりたい相手への挨拶

犬が鼻同士をくっつけている様子 犬同士で鼻ちょんをしているときは、簡単な挨拶だといえます。見ているだけでほっこりする光景ですが、愛犬が一方的に他の犬に鼻を押し付けているようであれば止めてあげてください。

「鼻つんつん」は「要求吠え」と同じ

犬が飼い主に吠えている様子 鼻をつんつんされるとその愛らしさから構ってあげたくなってしまいますが、その心理は要求吠えをするときとほぼ同じであることがわかります。

これに繰り返し応えていると、犬は「鼻をつんつんすれば構ってもらえる、自分の要求が通る」と覚えてしまいます。

そして、これを繰り返すと飼い主はいつでも自分の言うことをきく自分より下の存在だと勘違いします。

飼い主と犬の上下関係が逆転してしまうと、犬が飼い主の指示に従わなくなる事で、扱いが難しくなります。

特に、力の強い大型犬の場合は、飼い主がしっかり犬をコントロールできないと重大な噛みつき事故などに繋がる可能性があがります。
そのため、愛犬が鼻をつんつんしてきた時には、正しく対処することが大切になります。微笑ましい仕草なのでつい優しくしたくなりますが、本質的には要求吠えと同じであることを覚えておきましょう。


鼻ちょんに対する飼い主の正しい行動は?

チワワがふてくされて寝ている様子 鼻ちょんに対する正しい対処法として、「無視」する事が挙げられます。

鼻をつんつんしてくるのを手で制止するのもいいでしょう。

鼻をつんつんしても自分の思い通りにはならないということ示し、飼い主と犬の上下関係をはっきりさせることが大切です。

間違ってもすぐに要求を飲んだりしないようにしましょう。

無視をし続けるのが難しい場合は、こちらから要求を返すという手もあります。

要求に応える代わりに「フセ」「ハウス」などの指示を与えましょう。

これを繰り返すことで、飼い主の立場が上なのだということを認識します。

しかし、全く構ってあげないと、犬は寂しさからストレスを溜めることがあります。

撫でてあげたり遊んであげたりしたい場合は、鼻をつんつんとしてきたときではなく、少しタイミングをずらして行ってあげてください。

飼い主が正しく接することで、上下関係を保ちながら信頼関係を築くことができます。

まとめ

犬が飼い主に鼻をくっつけている様子 鼻をつんつんしてくるとつい微笑ましく思ってしまうもので、無視するのは心が痛むかもしれません。

しかし、その可愛さに負けてしまうと愛犬との関係性が崩れてしまいます。

犬と飼い主の立場が逆転してしまうのは、飼い主が困るだけではなく犬にとっても不幸なことです。

そのような事態を避けるためにも、鼻をつんつんされたときには正しく対応してあげるようにしましょう。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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