2018年4月5日

犬のマイクロチップの費用は?装着メリットや種類など基本情報まとめ

日本ではまだ普及率が低いマイクロチップですが、海外では義務とされている国も多く、世界的にメジャーになってきています。

心配な飼い主が多いかもしれませんが、体にチップを埋め込む事で遭難時などに愛犬と再会できる可能性が高くなります。

ここでは、マイクロチップの基本情報や費用などについてご紹介します。

マイクロチップの基礎知識

獣医と犬 犬用のマイクロチップは、直径が2mmほど、長さ8〜12mmの円筒形をしている電子標識器具です。

バーコードを体に埋め込むようなイメージで、マイクロチップの中には15桁の数字が記録されていて専用のリーダーで番号を読み取ることができます。

獣医師によって15桁の番号が記録されたマイクロチップが埋め込まれると、その番号に紐付けた飼い主や犬の情報を動物ID普及推進会議(AIPO)で登録することができます。

マイクロチップ生態に拒否反応を起こさせない素材でできているため、愛犬の体の中に入れても安心ですし、25年から30年の耐久性があるので、一度入れたら生涯使用できます。

生後2ヶ月の犬からマイクロチップを埋め込むことができます。

犬にマイクロチップを入れるメリット

駅でリードをくわえる犬 マイクロチップを入れるメリットは以下のようなものがあります。

・愛犬が迷子、盗難時などに、マイクロチップで自分の犬だと証明出来る
・動物愛護センターなどで保護された場合、マイクロチップによって飼い主が特定できる
・マイクロチップを装着していると優遇されるペット保険がある
・ペット同伴で海外赴任や旅行に行く際には必要になる事がある
・マイクロチップの普及で犬たちの幸せが守られるようになる
・ペットショップでマイクロチップを埋め込んで販売することによって、捨てられた時や虐待されたときに犯人がわかる
・窃盗など不正な手段で入手した動物を販売できなくなる

マイクロチップの種類

犬用のマイクロチップは、現在日本で4社のものが販売されています。メーカーに関係なく、リーダーにかざせば読み取れるので、どれを選んでも大丈夫です。

マイクロチップの費用

マイクロチップを装着し、情報を登録するには、2段階のステップで費用が必要です。

獣医師にマイクロチップを装着してもらう装着費

5,000円から10,000円ほどの病院が多いようですが、病院によって異なりますので問い合わせが必要です。

動物ID普及推進会議(AIPO)に情報を登録する費用

データ登録料として1,000円が必要です。


マイクロチップの装着

犬と獣医 飼い主にとって最も心配なのが愛犬への負担ですが、マイクロチップは基本的に麻酔も必要ないほど痛みがないと言われています。

装着は、犬の背中の肩甲骨周辺に注射で行うため、数秒で完了します。

生体適合ガラスと生体適合ポリマーで作られているのでペットの体の拒否反応や副作用はありません。

マイクロチップに登録できる情報

犬とパソコン
マイクロチップを入れただけでは、15桁の番号が入っただけなので、情報を登録する必要があります。

マイクロチップのデータを管理している動物ID普及推進会議(AIPO)に登録できる情報は、以下の通りです。

・飼い主の住所・氏名・連絡先
・愛犬の名前

また、引越しなどで住所や連絡先が変わった場合も、マイクロチップを取り出さずに簡単に情報の更新が可能なので安心してください。

まとめ

抱きしめる飼い主と抱きしめられる犬 マイクロチップは震災の影響などで近年注目が集まっています。

一瞬の注射で一生の安心を手に入れることができるマイクロチップ、もしあなたの犬が保健所で処分されそうになっても、マイクロチップで命が助かることもあります。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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