2018年2月19日
犬が前脚を上げる4つの理由
普段の生活で、犬が何気なく前脚を上げるときがありますよね。
さりげない行動ですがそこから“犬が今何を考えているのか”を知ることができます。
愛犬が脚を上げることが多いという場合は、ぜひこの記事を参考に理由を探してみてください。
【犬の声①】「獲物がいます!」
犬は周囲を警戒している際にヒョイっと前脚を上げる習性があります。特に獲物だと判断したものを見つけた場合は、指をさすように飼い主に居場所を知らせています。
これは狩猟犬であった犬に多い行動です。
散歩の途中で虫などの小さな生き物を見つけた場合に、前脚を上げて立ち止まった場合は、対象を獲物だと思っている場合が多いです。
突然対象に向かって走り寄る、吠えかかるという行動を起こす可能性もあるので、飼い主さんは気を付けておきましょう。
【犬の声②】「緊張する~落ち着け~」
この行為には緊張を落ち着かせようとする意味もあります。知らない人や知らない犬に会う時、犬はとても緊張してとっさに片足を上げるのです。
この場合は相手を獲物だと思っているわけではなく、緊張を無くしたいための行動です。
そのため相手に向かっていくような姿勢はみせませんが、緊張状態の時に相手が駆け寄ってくると反射で攻撃的な態度をとってしまうこともあります。
一度抱き上げてみるなど、犬が緊張している対象から距離をとってあげるのもひとつの方法です。
【犬の声③】「かまってくれるっ?」
飼い主に対して前脚を向ける場合は、また違った意味を持ちます。この場合は「パピーリフト」と呼ばれ、「構ってほしくて興奮しているけれど抑えなきゃ」と我慢している状態です。
他の犬に構っていたり、他の物事に集中したりしている場合に前脚を出してきた場合はこのパピーリフトを行っています。
他にもおやつが欲しい時にこの行動をする場合があります。
前脚を上げるという行為は「お手」ととても似た行動でもあります。
お手をできた時におやつを上げているという場合には、前脚を飼い主に向ければおやつが貰えると認識している場合もあります。
このおねだりにはあまり応じないようにしましょう。
これを繰り返していると、わがままな主張が多くなってしまう可能性があります。
【犬の声④】「イテテ…脚が変だぞ」
散歩から帰った後に脚を上げ続けているという場合には、怪我を疑いましょう。触られるのを嫌がったり、鳴いたりする場合には、擦り傷や捻挫などをしている場合があります。
もしその場合にはあまり歩かせないようにして、すぐに獣医に診てもらうようにしましょう。
犬が前脚を上げるという行動は、相手によってその意味が大きく変わってきます。飼い主に行う場合は構ってほしいなど、何かを要求している時です。
控えめな主張は可愛らしいですが、先ほども触れたように、すべてに応えないよう注意して下さいね。
文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。
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