2018年2月15日

犬が嫌がる“人間の行動”5つ

犬が大きな音や風呂などを嫌がることは広く知られていますよね。

実は何気なく人間が愛犬に対してとっている行動の中にも、犬が『苦手だ・嫌だ』と感じやすいことがあります。

今回は『犬が嫌がること5選』を解説していきたいと思います。

突然犬の頭を触る

手で頭部を包まれているフレンチブルの子犬 「犬を触る」「撫でる」と聞いて、皆さんは犬のどの部分を連想しますか?

「犬の頭」と答える方は以外と多いのですが、実は頭を触られることが苦手だと感じる犬は多いのです。

もちろん信頼している飼い主に頭を撫でられることはまったく気にならない、という犬はたくさんいます。

しかし初対面の人に急に頭を触られたとなると、いつもより激しく反応してしまうことも。

理由としては、頭の上は犬自身からは見えない部分なので、頭上に突然大きな物体が覆いかぶさろうとしているとなると、本能的に「頭部を守らなければ!」と感じるからです。

頭を触った時に首をくねらせたり、上を向き避けたり、といった反応が見られた場合は、嫌がっていると思いましょう。

犬の肉球を執拗に触る

犬の肉球は人間からすると触り心地がいい部分ですから、ついつい触ってしまいます。

肉球は犬にとっては物凄く大切な部分です。

そこを執拗に触るという行動は、実は犬にとっては非常に不快であり嫌なことと言えます。

特に前足の肉球を触ると唸ったり離れて行ってしまったりする場合もあります。

他に嫌がる理由として、「肉球に傷や怪我をしていて触られると痛いから」というケースも考えられます。

普段はまったく嫌がらないのに、突然触らせなくなったという時は、動物病院で診ていただくことをお勧めします。


急に犬を強く抱きしめる

飼い主の腕で強く抱きしめられている飼い犬の様子 愛情表現として犬を強く抱きしめてしまうことがあるかと思いますが、この行為もあまりおすすめできません。

実は“抱きしめる”という行動は、犬に恐怖を感じさせる場合が多いのです。

犬の性格にもよりますし、抱きしめる間抵抗せずじっとしている子だってもちろんいます。

しかし、ほとんどの犬は、身動きが取れない状態を嫌います。

マウンティングされていると勘違いして、過剰な反応を見せるという場合もあります。

犬の睡眠を頻繁に邪魔する

犬も人間と同じで、睡眠の邪魔をされるのは大嫌いです。

犬の睡眠は成犬で1日15時間とも言われてますので、犬からしてみれば睡眠は非常に大事なのです。

愛犬の寝顔が可愛らしくて、ついついちょっかいをだしてしまう……。

そんな瞬間もあるかもしれませんが、あまり頻繁にやっていると犬にとって大きなストレスとなってしまうのでご注意ください。

犬のマズルをつかむ

コーギーの鼻先 犬のマズルとは、鼻の周りから口にかけての部分を指し「口吻(こうふん)』ともいいます。

マズルは日常生活において大切な部分ですから、むやみに触られると当然嫌がります。

マズルコントロールというマズルをつかんでしつけトレーニングをする方法もありますが、正しく行わなければ逆効果にもなります。

専門家による指導が無い状態であれば、あまりマズルを触ならいようにしましょう。

犬を無理に仰向けにする

犬の“お腹を見せる”という行為は、相手に対しての甘えや信頼の表れであり、リラックスして無防備な状態といえます。

反対に警戒している時は、即動けるよう低い体勢をとります。

そのため、犬の意思を無視して無理に仰向けにしようとすることはあまりおすすめできません。

お腹を見せる行為は信頼や甘えの表れと触れましたが、お腹を見せないからといってそのような気持ちが犬にない、というわけでは決してありません。

身体をうねらせて逃げようとするのであれば、本当に嫌がっているので無理強いしないようにしましょう。

こちらを見上げているビーグルの子犬 犬は言葉を話せないだけに、本当の気持ちを飼い主に伝えることはできません。

様子を見て、どれだけ犬の気持ちを汲み取ってあげられるかが大切です。

犬と良い関係を築くために、参考にして頂けたらと思います。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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