2018年1月3日

愛犬が飼い主のベッドで寝たがる理由と注意するポイントを解説

犬は、自分専用のベッドがあっても、飼い主と同じベッドで寝たがる場合があります。

なぜ?と不思議に思っている方も多いのではないでしょうか。

飼い主のことが大好きだから?それとも人間用の布団のほうが寝心地が良いからでしょうか?

犬が寝室好きな理由、一緒に寝る際に注意するべきことなどをまとめました。

犬が飼い主と一緒に寝たがる理由とは

床に伏せる犬 愛犬が飼い主と寝たがる理由として、有力な説は大きく分けて3つあります。

一緒に寝たがる理由1:飼い主が大好きでいつも一緒にいたい!

もともと自然界では群れを作って生きていく犬は、”群れ”である家族と常に一緒にいることを好み、それで安心感を得ることができます。

また、寝室には飼い主のニオイがしみ付いています。

嗅覚が敏感な犬が、信頼している存在の、安心できる香りに満ちている寝室を好むのは当然のことでしょう。

一緒に寝たがる理由2:寝室のほうが寝心地が良い

人間用のフカフカの布団は犬だって大好きなのです。

犬用の布団は既製品のニオイが残っていることもあり、それを好まない犬もいます。

人の出入りが少なく静かな環境である寝室は、人間中心の刺激が多い生活を送る犬にとって、心安らぐ場所なのでしょう。

一緒に寝たがる理由3:飼い主と寝ることで体を温めやすいため

群れで行動する野生の犬は、保温や防御のためにみんなで身を寄せ合って眠ります。

犬が飼い主と寝たがるのは、本能的なことなのかもしれませんね。

チワワのような小型犬は特に寒さに弱いので、人間用のあたたかな布団は快適な場所だといえます。

一緒に寝ることのデメリットや注意するポイントとは?

ソファで寝転ぶ犬 大切な愛犬と一緒に寝ることは飼い主にとっても幸せなことですが、デメリットがあることも事実です。

一番心配なことは、健康に関する問題です。

布団に犬の毛が付いたり、ノミやダニ、犬特有の病原菌などによりアレルギーや病気を引き起こすことがあります。

免疫力の弱いお子さんや年配の方がいるご家庭では、特に注意が必要です。

健康に関すること以外にも、犬が人間と対等の立場だと思いこんでしまって主従関係が成り立たなくなったり、飼い主の旅行時や動物病院に泊まらなければならない際に一人で眠れなくなってしまう、などのリスクが考えられます。


犬用ベットの選び方

クッションに顎を乗せるフレブル 犬専用のベッドは、犬に精神的な安らぎを与えるだけでなく、体の負担を和らげたり、暑さや寒さ対策になります。

犬用ベッドの選び方をチェックして、あなたの愛犬に最適なものを見つけましょう!

選ぶときのポイントは「洗濯のしやすさ」「形」「大きさ」3点です。

衛生的な観点から洗濯は必須ですが、ベッドの種類や形によっては洗濯に向かないものもあります。

また、犬は自分のニオイがなくなることにストレスを感じるので、洗濯のし過ぎには注意してください。

ベッドの形には、マット型やドーム型など、さまざまな種類があります。

屋根のあるドーム型のベッドは保温性に優れていますが、怖がりの犬は抵抗を感じる場合があり、洗濯で型崩れしやすいといったデメリットもあります。

ベッドの大きさは、主に小型犬用、中型犬用、大型犬用、と分かれていますが、小さすぎず大きすぎず、適度なゆとりのあるものを選びましょう。

まとめ

クッションに顎を乗せる犬 しつけ書などでは良くないといわれる愛犬との添い寝ですが、犬の習性を考えれば、飼い主と寝たがるのは自然なことのようです。

一緒に寝ている間は犬にとっても人間にとっても安心できる安らぎの時間です。

しかし、添い寝にデメリットがあることも事実。

一緒に眠るのはお昼寝のときだけにして、夜は愛犬が心地よく寝られる犬用のベッドを与えてあげましょう。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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