2018年1月30日

犬が飼い主に見せる愛情表現4選

犬のどのような行動が飼い主に対する愛情表現なのか、知らない方も少なくないのではないでしょうか。

間違った知識で愛情表現だと思い込んでいると、犬にとってストレスになり、体調を崩したり正しい主従関係を築けないことにつながります。

今回は、犬がよく見せる愛情表現を4つ紹介していきたいと思います。

愛情表現①顔や口を舐める

飼い主の手に口をつけるビーグル 分かりやすい愛情表現の一つに「顔や口を舐める」というものがあります。

これは相手を大好きと感じていたり、信頼している時の行為で、犬同士でも見られるものです。

犬の先祖といわれるオオカミは、信頼や服従の証に目上の者に対して口を舐める習性がありました。

他にも狩りから帰ってきた親の口を舐めて餌をおねだりするという甘えの意味もあります。

そういった習性が犬にも残っており、愛情表現や甘えたい時に飼い主の顔や口を舐めるのです。

そもそも舐めるという行為は近づかなければ出来ません。

犬は警戒心の強い生き物ですから、近づいてくるだけで一定の信頼を置かれてます。

そこに舐めるという行為が重なれば好かれていると思っていいでしょう。

愛情表現②お腹を見せる

カラフルなレジャーシートに寝転がる犬 犬が仰向けになりお腹を見せる事がありますよね。

いかにも「撫でて」と言ってるような行動ですがこれも愛情表現の一つです。

毛が薄く、皮膚も薄いお腹を弱点であると理解している犬は、元々お腹を見せるのは好きではありません。

では、何故お腹を見せるのでしょうか。

それは見せる相手を最大限信頼しているからなのです。

「この人だったら自分の弱点を見せつけても大丈夫」と思ってるのです。

これもオオカミの血を受け継いでる犬ならではですが、お腹を見せることは、自分より強いものやリーダーに対する服従と降参の証なのです。

因みに犬の前足の付け根などは犬にとって気持ちいいツボがありは自分で掻く事が出来ないためおねだりしてくる時があります。

そういう時は優しくブラッシングなどしてあげましょう。


愛情表現③尻尾を振る

ベッドで包まる犬とパソコンを使う飼い主 これも分かりやすい愛情表現として有名です。

犬は尻尾の動きや位置を見るだけで大体の感情が分かると言われています。

その中でも左右に小刻みに振っているのは、興奮している証拠で、飼い主と遊びたい時や視界に入った時に見られます。

犬の好きなおもちゃなどを手に取ると、遊んでくれると思い尻尾も激しく動きます。

腰を落として大きく振ってる時は愛情や敬意をはらってる時に見せます。

会社や学校などから帰ってくると玄関先などでよく見られる動きですね。

ずっと会えなかった飼い主に会えた喜びを表現してくれる尻尾に注目してみましょう。

逆に尻尾がピンと立っている時や垂れ下ったり後ろ足の間に巻き込んでる場合は不安や恐怖を感じており、気が立っている可能性があるので気を付けてください。

愛情表現④前足を乗せてくる

犬を手で作ったハートに収める飼い主 飼い主の腕や膝に前足を乗っけて尻尾を振ってるのを見た事ありませんか?

これは遊んでほしいという甘えの愛情表現なのです。

実はこの行動、子犬が母犬に乳をおねだりする時にする行動と言われてます。

その母犬の代わりとなる飼い主に対して、遊びをおねだりしてるのです。

この場合は思い切り遊んであげましょう、そしてもう一つ抱っこを要求してる場合もあります。

小さい頃などに抱っこされた事で安心した記憶がある犬などに見られます。

その時は犬が安心できるように抱っこしてあげてください。

ただし、ほどほどにしておかないと抱っこされない事に不満を覚えたり、落としてしまって怪我をする事もあります。

遊びも抱っこも適度にして主従関係を守らせましょう。

まとめ

犬が見せる愛情表現を4つ紹介しました。

飼い主の方の中には「あの行動って愛情表現だったのか、良かった」と思う方もいらっしゃると思います。

言葉の喋れない犬の愛情表現、飼い主さんもきちんと理解して良い関係を築いていきましょう。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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