2018年1月11日

犬が親しみやすいと感じる人間の特徴とは

人間も「この人、私と合わないかも」とか「この人、なんか好きじゃないな」と感じてしまう相手がいますよね。

実は犬にも同じような感情があるのです。

雰囲気を察知する能力が人間よりも格段に優れている犬が、一体どんな人に親しみを感じるのかということについて紹介していきたいと思います。

1.笑顔で接してくれる人

屋外で食事する人達とパグ オーストラリアのメッセーリ研究所による実験によって、犬には人間の表情を見分ける力があることが明らかになりました。

しかも、驚くことに「笑っている」「怒っている」という表情の区別がつくだけではく、その表情から人間の感情を読み取り判断できるというのです。

本当に犬は賢い動物だと良く分かりますね。

このことから怒った顔をしている人には悪い印象をもち、反対に笑った顔をしている人に対しては良い印象をもって犬は安心します。

そして「あぁ、この人は無害で大丈夫そう」と認識するのです。

更には、飼い主が笑顔で愛犬を見つめることにより、犬の「幸せ度数」は格段に上がるのだとされています。

普段なにげなく過ごしている犬は、実は人間の表情を良く観察しているのですね。

因みに無表情で慣れない犬を見つめた場合、「こいつは私に敵意があるんだ」と認識され吠えられたり噛まれたりする時もあります。

2.様子を見ながら構ってくれる人

飼い主に抱かれる舌を出した犬 世の中には「犬が大好き!」という方は沢山いますが、皆さんは初めて会った犬にはどのように接しているでしょうか。

犬が可愛いすぎて凄い勢いで「可愛いい~!」など興奮ぎみに、いきなり撫で始めたりしていませんか?

実は、犬からすればその行為は恐怖そのものなのです。

気性の荒い性格の犬であれば、いくら大人しそうに見えようが小型犬であろうが噛みつかれる場合もあります。

そんな犬の気持ちとしては「人は嫌いじゃない。でも急に来ないで…怖いから」です。

反面、犬が親しみを感じる人の特徴としては「犬から近寄ってくるのを待つ」ということが挙げられます。

挨拶がわりに自分の匂いを犬に覚えてもらい、落ち着いた声で犬に話かけたりすると少しずつ警戒心も解かれ「この人は大丈夫」、そう思ってくれたら犬の方から挨拶のお返しとして近寄って来てくれますよ。


3.柔らかな雰囲気を持つ人

飼い主の手に顎を乗せる犬 人間関係でも「柔らかな雰囲気の人」って親しまれやすいですよね。

人は見かけによらないと良くいいますから本性は別として、柔らかな雰囲気の人は「良い人」「接しやすそうな人」と見られやすいです。

実は犬も同じく、雰囲気が柔らかな人に対して親しみを感じている場合が多いです。

極端に人馴れしてなかったり、臆病な犬は当てはまらない場合もありますが大半の犬は、そう感じています。

例えば、自宅に招く客の中でも男性よりも女性の方に犬が寄っていくことはありませんか?

それも実は女性の方が男性よりも柔らかな雰囲気である人が多いからなのです。

女性が好きというわけではなく、犬が「柔らかな雰囲気の人」だと感じたから近寄っていった可能性が高いのです。

人間同士でも雰囲気が固い人には近寄りがたいですものですよね。

4.落ち着いている人

草むらを散歩する子どもと犬 犬は大きな音や落ち着きのない人が苦手です。

不安になったり、恐怖を感じて自分も落ち着かなくなるからです。

例えば、散歩中に公園で元気に遊ぶ子供たちは、大人からすると微笑ましいものですが犬からすると「怖い」と感じている場合があります。

そんな場面で、ふと愛犬をみるとが硬直していたり、後ずさりしていたりしたのを見たことはありませんか?

反対に、冷静に接する人や大きな声を出さない人に対しては、犬は好感を持ち安心して近寄っていく場合が多いです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

犬も人間と同じように、好きな人と嫌いな人のタイプが存在するということがお分かりいただけたかと思います。

その犬の気持ちや特性を知り、こちらからの接し方さえ気をつければ、大半の場合すぐに犬と仲良しになれるはずです。

犬の性格や生活してきた環境にもよりますが、極力犬が心地よいと感じる接し方をしてあげたいですね。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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