2018年10月17日

ペットを亡くした方へかける言葉について

知人から「ペットが亡くなった」という連絡を受けたときには、その人の心の痛みが少しでも和らぐような言葉をかけてあげたいものですよね。

しかし、言葉選びに注意しないと逆に傷つけてしまうこともあります。

ここでは、ペットを亡くした人にどのような言葉をかけるべきかを考えていきましょう。

親しい友人がペットを亡くしたとき

飼い主とゴールデン ペットとお別れしたときに飼い主の中に生まれる感情は、悲しさや寂しさだけではありません。

ペットにとっては飼い主がすべてだからこそ、飼い主は「私と暮らしていて幸せだったのだろうか」「もっとしてあげられることがあったのではないだろうか」など考えてしまいます。

しかし、ペットとお別れして悲しんでいる友人はきっとペットを大切にしていたはずです。

まずは、友人とペットが共に過ごした日々を肯定してあげてください。

「あなたと一緒に過ごせて○○ちゃんは幸せだったと思うよ」「大切に育ててもらえて嬉しかったと思うよ」と、ペットの気持ちを代弁してあげましょう。

また、ペットの亡くなり方によっても飼い主の感情は異なります。

病死や事故死の場合には後悔の気持ちが強くなりがちなので「ここまで生きられたのはあなたのおかげだよ」「自分を責めないでね」と、友人のせいでペットが亡くなったわけではないということを伝えてあげましょう。

また寿命で亡くなったときには「大切にしていたから長生きしたんだね」と、友人が自分を誇れるような言葉をかけてあげてください。

なお、友人がペットロスに陥ってしまったときには無理に元気を出させようとせずにそっとしておいてあげましょう。

強引に外に連れ出したりするのは逆効果になってしまいます。

「いつでも話は聞くからね」「落ち着いたら一緒にご飯に行こうね」とだけ声をかけ、「いつでも力になるよ」というメッセージを伝えてあげてください。

フォーマルな関係の人がペットを亡くしたとき

職場の同僚などフォーマルな関係の人がペットを亡くしたときには、相手を思いやりつつも踏み込み過ぎないことが大切です。

くだけた関係ではないからこそ、丁寧に言葉を選ぶ必要があります。

フォーマルな関係であっても相手を心配する気持ちは変わらないかもしれませんが、「あなたと一緒にいて幸せだったと思う」などと声をかけると「あなたに何が分かるの?」と誤解を招くかもしれません。

それほど親しい間柄ではない場合は、ペットについて話をするよりも相手を慮る言葉をかけてあげるのがいいかもしれません。

「お悔やみ申し上げます。今は無理をせず、ゆっくり休んでください。」などの言葉であれば、相手を心配している気持ちがしっかりと伝わるはずです。

残念ながら、ペットを失う悲しみを理解できない人は少なくありません。

それだけに、ペットを失って辛い気持ちを理解してもらえるだけでも少し安心できるのではないでしょうか。


相手を傷つけることは言わない

知人がペットを失ったときには、追い打ちをかけるような言葉は絶対に言ってはいけません。

ペットを亡くした人が一番傷つくのは、ペットの存在を軽んじる言葉です。

「新しいペットを飼えばいい」などの無神経な発言は慎みましょう。

また、「苦しかっただろうね」「かわいそうだったね」などというと飼い主は余計に辛くなってしまいます。

知人の気持ちを思いやり、ペットは幸せだったはずだと思えるような言葉をかけてあげてくださいね。

まとめ

飼い主とパグ 悲しみに明け暮れているときでも、人の思いやりや温かみを感じると心は楽になりますよね。

心のこもった温かいメッセージは、きっと知人の心に届くはずです。

ペットを失った悲しみに寄り添いながら、知人が少しでも早く笑顔を取り戻せるような言葉をかけてあげてくださいね。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、ペットとの暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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