2018年2月26日

犬語の理解は難しい?誤魔化す仕草まとめ

イタズラを見つかったときや、何か粗相をしてしまったとき、犬も人間と同じように誤魔化す仕草をすることがあります。

犬は人間と違って言葉が話せないため、行動で示すことが多く、反省の度合いが見て取れることも少なくないでしょう。

中には飼い主を軽く見ている仕草も含まれるため、犬語の意味をしっかり理解してあげましょう。

犬語①「あくび」

子犬があくびをしている様子 悪いことが見つかったときや、怒られることであくびをする犬がいます。

これはストレスを逃がすための行動の一種で、相手に敵意がないことなどを見せる場合に使われます。

あくびをすることで場の空気を和らげようとしているのがポイントで、飼い主を怒らせたくてやっているわけではないのです。

誤魔化す仕草の中でも、飼い主への尊敬度が低いのも特徴です。

問題を起こしたことを反省するよりも、場を取り繕うことで何とかしようというその場しのぎの態度になります。

しつけの方針が一貫していない場合や、甘やかしが多い飼い主に対してすることが多く、根本的には何とかなると楽観的に考えています。

しつけはメリハリが必要で、厳しくする場合は厳しくすることが大切になります。

犬語②「毛づくろい」

犬が前脚を舐めている様子 その場を誤魔化すために毛づくろいをする犬もいます。

毛づくろいにもストレスを逃がす効果があり、怒られるのを防ぐために使われることがあります。

反省はしていても謝りかたがわからない場合や、怒られている原因がわからない場合にも使われることに注意が必要です。

誤魔化しているのか、そもそもの問題を理解していないのかしっかり見極めないと犬が余計なストレスをためることになります。

体をなめるクセがついてしまい、部分的になめる場所が決まってくると、一部だけ毛皮がなくなったり、皮膚疾患につながるケースもあります。

何が悪いのか、どう反省の態度をとればいいのか、飼い主が教えなければならない場合があります。

気持ちの切り替えにお手やお座りなどをさせて、成功したら褒める方法もあります。

犬の頭の中でも感情が切り替わるため、悪い循環を作らないコツになっています。


犬語③「目を閉じる、耳を倒す」

犬が目と耳を閉じている様子 犬の誤魔化しでも比較的わかりやすいのが、目を閉じたり、目をそらしたりする行動です。

自分が悪いことをわかっている場合が多く、問題を直視したくなくて目をそらすのは人間と同じです。

反省の気持ちがある時は耳を倒していることが多いのもポイントで、気まずさの度合いを読み取ることができます。

中にはその場から逃げ出すことで誤魔化そうとする犬もいるため、本格的に叱るのであれば部屋を閉めてからの方が良い場合もあります。

逃げた犬をおいかけて叱ってしまうと、過剰にストレスをためてしまう場合や別な問題行動を引き起こす可能性もあります。

あまり叱る時間が長いと、犬自身が何で叱られているかわからなくなってしまうケースがあるためです。

かわいそうになって撫でたりしてしまうと、かまって欲しくて反省したような態度をとる犬も出てきます。

顔は反省しているのに尻尾を振って嬉しそうにしているときは特に慎重になる必要があります。

犬語④「寝転がってお腹を見せる」

犬が腹を出している様子 寝転がっておなかを見せるのは服従のサインです。

愛らしさをアピールしているわけではなく、自分に敵意や害意があったわけではないことを示すため、無防備なお腹を見せるのです。

これは飼い主を上位の存在だと認めているときにとる行動で、しつけがうまくいっているときなどにとられやすいのが特徴です。

可愛いからと撫でてしまったり、すぐに許してしまうと癖になりやすいのは他のしつけと一緒です。

可愛らしくて撫でたくなっても我慢する必要があります。

中にはとりあえずお腹を見せてしまえば問題が解決すると安易に考えてしまう犬もいるからです。

イタズラとセットになっている場合は、イタズラできない環境を作ることや、普段の飼育方法でストレスをかけていないか見直すのがおすすめです。

犬をしつける場合は飼い主が許すタイミングや、許しているというサインを提示することも大切なため、セットで考える必要があります。

まとめ

犬が万歳をしている様子 失敗などを誤魔化す犬語は、人間と共通のものもあれば、間逆の行動に見えることもあります。

違いをしっかり理解してしつけることが、イタズラの防止や信頼関係の構築につながることがポイントになります。

犬によって多用する仕草が変わるため、個性を理解してあげることも大切です。

ストレスをためやすい犬もいればすぐ忘れる犬もいるため、しつけに割く時間を調整する意識も必要になります。

また、繰り返し同じことをする場合は、飼い主側が未然に防ぐための行動をするなど予防をすることも重要になります。

賢い犬ほど自分に与えられた環境を有効に生かすため、犬と飼い主の知恵比べな部分があります。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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