2018年2月25日

犬がしっぽを追いかける4つの理由

犬の愛らしい動作の一つに自分のしっぽを懸命に追いかける姿があります。

みているだけで癒される、つい顔がほころんでしまうという方も多いのではないでしょうか。

今回は、犬が自分のしっぽを追いかける理由をご説明します。

犬もストレスが溜まる

元気がなさそうな犬 実は、愛らしいと笑ってばかりはいられません。

犬がしっぽを追いかけるのは、ストレスが溜まっているサインだと言われています。

理由として、犬は人間以上にストレスの影響を受けやすい動物だと考えられています。

犬がストレスを抱える理由としては、散歩に連れて行ってもらない、遊び道具を取り上げられる、食べたいものを食べさせてもらえない、シャンプーや耳掃除が嫌いなどのことがあります。

他にも、人間と同様で季節によって気分が落ち込んでいたり、温度や騒音などの環境的な要因でもストレスが溜まるといわれています。

犬は見た目以上ナイーブな動物で、ストレスを表すサインとして、しっぽを追いかけることがあります。

表情がいつもより元気がない、食欲がない、落ち着きがない、やたらと吠える、凶暴になったりするなど、いつもとは違う動作があればストレスが溜まっていないか注意してあげましょう。

くるくる回って自己アピール

犬が尻尾を追いかけている様子 賢くて可愛い犬は、自分をアピールする方法をよく知っています。

自分に注意を引くためにしっぽを追いかけて、くるくる回って自己アピールすることがあります。

こどもが親の引くために泣いたり、ぐずったりするのと似ていると感じた方も居るのではないでしょうか。

実際に犬も同じで、構ってほしくて目立つ動作をして、飼い主の気を引こうとしているという説もあります。

そして、飼い主が喜ぶと、サービス精神が旺盛な犬の特性から、動作を繰り返すようになると言われています。

犬は構ってもらうのが好きで甘えん坊な性質があり、飼い主に喜んでもらうことが好きなので、飼い主が嬉しそうな顔をしたり、かわいいなどと喜声を上げたりすると、この動作を学習します。

お手やお座りなどと同じく芸として学習してしまうこともあります。


ヒマつぶし

犬が芝生に伏せている様子 人が、暇な時に貧乏ゆすりをしたり、ペン回しをするのと同様に、犬も退屈なときに一人遊び的にしっぽを追いかけていることがあります。

遊びにも連れて行ってもらえないし、自分のしっぽを追いかけまわしているのかもしれません。

犬小屋(サークル)のなかにいるときや、リードがついているときは、退屈を感じやすいと言われています。

病気の可能性

犬が尻尾を噛んでいる様子 一番心配なのは、病気になっていることがあります。

先ほどストレスが原因でしっぽを追いかけることがあるとお話しましたが、ストレスが原因で精神的な疾患に罹っている恐れもあります。

また遺伝的に精神疾患を持っている場合は、同じ動作を繰り返し行う傾向があります。

脚をなめる、しっぽを追いかけるなどの動作もその一つです。

同じ動作を繰り返すことは、脳や精神的な疾患がある兆しでもあります。

まとめ

犬が芝生に寝転んでいる様子 このように犬のしっぽを追いかける動作にはいくつかの理由がありました。

目立ちたい、気を引くため、暇つぶしなどの笑ってみていられるものと、ストレスや病気のサインなどの看過できないものもあります。

しっかりと理由を見極めて、可愛いペットの健康を維持してあげましょう。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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