2018年7月1日

【飼った人のみぞ知る?】大型犬の特徴とは?

室内飼いが増えたせいか、日本ではあまり見なくなった大型犬ですが、まだまだ愛好家はたくさんいます。

海外では国によっては小型犬よりも大型犬の方が人気があります。

日本よりも土地が広いことや、可愛がる対象ではなく、パートナーとして犬を見るという考え方の違いもあるのでしょう。

今回は実際に大型犬を飼うことで気がつく特徴について、解説していきます。

大型犬のサイズ

倒木に足をかけて2足で立つハスキー そもそも、大型犬はどのサイズまでの犬のことをいうのでしょう。

一般的に、大型犬は成犬時の体重が25~30kg以上、体高(犬が立った時の、地面から背中までの高さのことです)が50~60cm以上の犬のことを指します。

盲導犬で知られるレトリーバーや、警察犬に起用されることの多いドーベルマンやジャーマンシェパード、映画で有名なコリーやダルメシアン、獣医の漫画で有名なシベリアンハスキー、日本犬だと秋田犬や土佐犬が大型犬にあたります。

40kg以上のサイズになると、超大型犬として区別されることもあります。

超大型犬は、人間の大人よりも大きいこともしばしば。

救助犬のセント・バーナード、ニューファンドランド、牧畜犬のコーカシアン・シェパード、番犬や闘犬のマスティフなどが超大型犬に該当します。

大型犬はおっとりしている?

花畑から顔を出すハスキー 大型犬についてよく言われるのが、性格がおっとりしているということ。

例えば散歩中、小型犬はすごい勢いで吠えて突っかかってきますが、大型犬は吠えもせず、どっしりと構えているだけという光景を見た経験がある方も多いのではないでしょうか。

大型犬は盲導犬や牧畜犬、警察犬など、人間に仕事を与えられてきた犬種が多いので、頭が良く、人間に対しても従順です。

体が大きいだけに、物事に動じない印象もあります。

しかし、すべての大型犬がおっとりとして優しく、大人しいというわけではありません。

ドーベルマンやシェパード、マスティフなど、犬種によっては狩猟犬や闘犬、番犬に向いているくらいなので警戒心や闘争心が強く、飼い主には従順でも他方にはどう猛になる大型犬もいます。


大型犬の運動量

草むらをそろそろと歩くハスキー 大型犬は体が大きいので、たくさん運動をさせなければいけないと考える方も多いのではないでしょうか。

犬は運動が足りないと、ストレスが溜まって問題行動を起こすようになります。

大型犬の犬種によって、歩くだけではなく、ボール遊びやドッグランで走りまわるのを喜ぶ犬種もいますので、愛犬に合った散歩方法を見つけてください。

また、大型犬はたくさん運動が必要だからと頑張りすぎてしまうと、反対に運動のし過ぎになってしまうかもしれません。

散歩の後、息をハアハアさせていたり、ぐったりしていたりするようなら、運動をさせ過ぎている可能性があります。

大型犬は体が大きいだけに、体や足にも大きな負担がかかっています。

散歩と同様に、運動をさせる際には愛犬に合った方法や時間を設定するように心がけてくださいね。

大型犬を飼う時に気をつけること

何かを見つめるハスキー 犬自身はじゃれているだけのつもりでも、大型犬にとびかかられたら事故やトラブルになりかねません。

小型犬、中型犬以上に、小さいころからのしつけが重要です。

大型犬は体の負担が大きく、小型犬や中型犬より寿命が短い傾向にあります。

犬の寿命は15年前後といわれていますが、大型犬はだいたい10年前後になります。

歳をとって大型犬の体調が悪くなった時、25~30kgの体を抱っこして病院に連れて行くのは大変です。

その頃に自分が大型犬の世話をできるかどうか、考える必要があります。

まとめ

花の中を走って向かってくるハスキー 飼うのに必要なスペースも、食事にかかる費用も、散歩にかかる時間も、小型・中型犬に比べて大型犬は多いと言えます。

大変だと思うことも多いですが、穏やかな性格で飼い主に寄り添ってくれ、頼れるパートナーとして安心できるのも大型犬ならではの特徴です。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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