2018年5月16日

ペットロスの状態と克服への道とは?

ペットに対して家族同様の感情を抱く飼い主は非常に多いので、ペットロスは誰しもが陥る可能性があります。

今回はペットロスとは具体的にどのようなものか、どのような状態が起きるのかを詳しく解説していきます。

ペットロスとは

英語でメッセージが掘られた石とリード ペットロスは正式には「ペットロス症候群」といいます。

これはペットを何らかの理由で失ったことにより、ある種のショック状態が起きることです。

ペットロスの状態も個人差があり、ペットに対する愛情の深さや共に過ごした時間の長さにも深く関わってくるでしょう。

人間同士の別れと同様に、絆や愛情が深ければ深いほど失ったショックの度合いも大きくなっていきます。

また、ペットロスは「深い悲しみ」という感情だけではなく、体の不調にも表れます。

ペットロスの主な原因はペットとの死別が挙げられますが、ペットが行方不明になったり他の人に譲ったりという場合もあるでしょう。

ペットロスになることは決して異常なことではなく、正常な反応であり誰しもがなる可能性があることですから安心しましょう。

問題は、重症化しないうちに対処する必要があるという点です。

ペットロスによる様々な状態

こちらを見つめる犬 ペットロスに陥ると、精神的な部分だけではなく体にも様々な変化が起こる場合があります。

ペットを失ってしまえば「悲しい」という気持ちは勿論ありますが、それ以外にも以下のような精神状態に陥ることがあります。

些細なことでも不安になる
何故だか落ち着かない
何事にも集中できなくなる
罪悪感を持ちやすくなる
自己嫌悪になる
孤独を感じやすくなる
パニックに陥りやすくなる
悲観的になる
無気力になる
失ったペットの幻を見る

また体の変化としては以下のような傾向が表れやすいです。

食欲がなくなる
過食になる
目眩や頭痛にみまわれる
体が怠くて辛くなる
肩凝りや腰痛
眠りが浅くなる
腹痛や下痢、便秘
吐き気がする
難聴、耳鳴り
蕁麻疹が出る

軽度の場合は状態は軽くなっていきますが、長期続いて重症化する場合があります。

そのような場合には早めに周りの方が気づいてあげて診察やカウンセリングを受けさせるべきでしょう。

ご自身で状態の重さを認識できていない場合も多々ありますので周囲の救いの手が必要です。


ペットロスの克服への道

草むらを走る2頭の犬 ペットとの別れに対処できず悩んでいる方々は沢山いますが、頭では分かっていても一体なにをどうしたら良いか分からないのが本音でしょう。

それは当然の感情であり、そんなに簡単に切り替えが出来たら苦労しませんよね。

では一体どうすれば少しでも早くペットロスを克服できるのでしょうか。そのポイントを説明していきましょう。

ペットロスを克服するには2つのことが重要で、1つ目としてペットの死や別れをしっかりと受け入れることです。

これは第一ステップとして非常に大切なことになります。

2つ目としては、ペットロスにより沸き上がる様々な感情をコントロールできるように努めることです。

これらを文字に表すのは簡単でも、実際のところは勇気がいることですし難しいです。

自分の力だけでは感情のコントロールは簡単ではありません。

そんな時は家族や周囲の人に頼り救いを求めると良いでしょう。

例えば、気分は乗らないかもしれませんが近隣の方々と他愛もない話をするだけでも良いですし、外の空気を吸いに散歩するのも良いです。

決して一人で無理をせず、誰かに話を聞いて貰うことで気持ちが落ち着く場合もあります。

まとめ

犬を抱く2人の飼い主 ペットロスを重症化させないためには、まず悲しい時は思い切り泣いて我慢しないことです。

そして食事はきちんとして、眠りが浅くとも横になり体を休めなければいけません。

失ったペットも、元気な飼い主さんの姿が大好きだと思いますから。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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