2018年5月17日

犬はなぜ遠吠えするの?考えられる3つの理由

読者ライター

mettyaheppe

幼少期から犬を飼っていました。

犬を飼われてる方なら経験したことがあると思いますが、犬はよく遠吠えをしますよね。

少し前まで大人しくしていたのに、突然遠吠えをし始めたら少し怖くなってしまう場合もあり「一体どうしたんだろう…」そんなふうに不安に思ってしまうことも。

今回の記事では、犬が遠吠えをする理由について詳しくまとめています。

サイレン音に反応している

車の上から顔を出す犬 例えばパトカーや救急車、消防車などのサイレンが鳴っていると、犬によりますが遠吠えをして強い反応を示すことがありますよね。

例えばこんな場面もあるでしょう。

愛犬自体はサイレンに全く反応しないのに、近隣の犬がサイレンに対して遠吠えを始めると愛犬も遠吠えをすることがあります。

これは遠吠えの「連鎖反応」だといえますし、仲間意識の強い犬の特徴です。

遠吠えをする大きな理由はサイレンのような音は犬の遠吠えの周波数に酷似しているからであり本能で強く反応するのです。

犬の気持ちも表す遠吠え

顔を伏せる犬 実は意外だと思われる方も多いのですが、犬は寂しいと感じている時にも遠吠えをすることがあります。

例えば飼い主が出掛けてしまい、愛犬が家に「取り残された」と感じた場合に遠吠えをして寂しい気持ちや「自分はここだよ」と表すのです。

また強いストレスを感じている時にも遠吠えをすることがあります。

現代では飼い犬が大半ですので、寂しい気持ちや何らかのストレスで遠吠えしている場合には飼い主が愛犬の気持ちを読み取ろうとする姿勢が非常に大切になります。

普段から愛犬と良くコミュニケーションを取り、愛情深いスキンシップやストレス解消に努めていかなくてはなりません。


仲間とのコミュニケーション

荷物が付いた棒を咥える犬 犬が遠吠えをする場面としては、特に寂しい思いをさせているわけでもサイレンが鳴っているわけでもないのに遠吠えをしていることがありますよね。

それが長い時間続くと飼い主も不安になってきます。

しかしご安心下さい。

その場合は近隣の犬とコミュニケーションを取っている時なのです。これは犬の先祖が過ごした野生時代からの名残りです。

野生での生活は非常に厳しいものでしたから、仲間の犬達とはぐれてしまった時や自分の居場所を知らせるために遠吠えをしたり、ピンチを知らせる時にも遠吠えをしていたのです。

それが今でも本能としてが強く身に付いているので、心配することはないでしょう。

大好きな飼い主が窮地におかれた時なんかにも、周囲の犬たちにピンチを知らせて相談する手段が遠吠えだとも考えられています。

遠吠えは止めさせるのは困難

笑顔でこちらを見つめる犬 寂しい気持ちの表れや本能で遠吠えしている場合により違いますが、犬が寂しさから遠吠えしている場合には犬の感情をよく理解して愛犬の気持ちを満足させてあげる必要があります。

例えば普段から満足いくまでスキンシップをとってあげたり、犬がストレスを溜めないように可能な範囲できちんと散歩に連れていきストレス解消してあげるのも大切です。

また引っ越しなどで大きな環境の変化があり犬がストレスを感じていないか様子を見たり、新しい家族が増えて愛犬とのコミュニケーションを疎かにしていないかなど気を配ってあげる必要もあります。

しかし、パトカーや救急車などのような音のサイレンに反応して遠吠えしている場合は先祖の時代からの「本能」ですから、止めさせることは困難を極めますので温かく見守ってあげるのが最善策でしょう。

まとめ

今回の記事では犬が遠吠えをする理由について理解頂けたかと思います。

何かの音に反応して遠吠えをする場合だけではなく、寂しさやストレスからも遠吠えをすることも分かりましたね。

愛犬の気持ちを普段からよく理解してあげることが最も重要となりますし、この記事を参考に更なる愛犬とのコミュニケーション能力を高めて頂きたいと思います。

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