2017年11月15日

【テリアの王様】エアデール・テリアの魅力から歴史まで

エアデール・テリアは、テリア種の中でもっとも身体の大きい犬種です。

日本で飼っている人はあまり多くないものの、欧米では人気のある犬種となっています。

今回は、エアデール・テリアの特徴や飼い方、しつけをするときの注意点などについてまとめました。

エアデール・テリアは「テリアの王様」

芝生の上で佇むエアデール・テリア エアデール・テリアは、19世紀の中頃にイギリスのヨークシャー地方で作出された犬種です。

エアデールの川でカワウソ猟を行っていたことからこの名が付けられました。

能力の高いエアデール・テリアはカワウソのみならずキツネやウサギ、アナグマなども退治することができたため猟師に重宝されていたそうです。

そんなエアデール・テリアが犬種として初めて正式に登録されたのは1878年のことです。

その後はアメリカにも輸出され、ディズニー映画「わんわん物語」ではキャラクター「トランプ」のモチーフになりました。

テリア種というと小さいイメージがありますが、エアデール・テリアはテリア種の中で最大級の大きさを誇り「テリアの王様」の異名を持っています。

スクエア型で筋肉質な体は、王の名にふさわしい力強さを感じさせます。

エアデール・テリアの飼い方

2頭のエアデール・テリア 犬を飼うときには、どのような世話が必要になるのかをあらかじめ確認することが大切です。

ここではエアデール・テリアの飼い方のポイントをご紹介します。

運動

活発なテリア種であるうえに身体も大きいので、しっかりと運動させる必要があります。

運動不足が原因でストレスを溜めると扱いにくい犬になりかねないので、飼い始めるときにはしっかり運動させられる環境にあるかどうかを考慮することが大切です。

散歩は1日2回、1回1時間を目安に行ってください。

またドッグランに連れて行って思い切り走らせてあげると喜びます。

アジリティなどのドッグスポーツに挑戦するのもおすすめです。

被毛のケア

抜け毛の少ない犬種ですが、定期的なトリミングが必要です。

1カ月に1回ほどを目安にトリミングを行うとよいでしょう。

耳の掃除

エアデール・テリアは垂れ耳で、耳の中が蒸れやすい犬種です。

小まめに耳の掃除をして、外耳炎になるのを防ぎましょう。


エアデール・テリアはしつけが大切

走るエアデール・テリア エアデール・テリアはテリア種の中で、唯一日本警察犬協会の指定犬種になっており、非常に頭が良いといえます。

しかし、だからといってしつけが簡単なわけではありません。

テリア気質の強いエアデール・テリアはしつけが難しい犬種で、かつ攻撃性があり力が強いのでトレーニングに失敗すると手の付けられない犬になります。

そのため、エアデール・テリアを飼うときには犬種の特徴を理解し、正しくしつけを行うことが絶対条件になります。

エアデール・テリアをしつけるときには、主従関係を徹底させるようにしましょう。

独立心の強い性格をしているので、中途半端に甘やかしたりすると言うことを聞かせられなくなります。

毅然とした態度で接し、飼い主が上だということをはっきり示すことが大切です。

また、プライドが高いので荒々しく叱ると反抗的になってしまうことがあります。

叱るのではなく、褒めることを中心にしつけを行いましょう。

少しオーバーなくらいに褒めると効果的です。

もともと賢い犬種なので、その気になれば教えたことをすぐに吸収することができるでしょう。

まとめ

顔を舐め合う2頭のエアデール・テリア 聡明なエアデール・テリアですが、やはりテリア種ゆえのしつけの難しさはあります。

エアデール・テリアを飼うときには、きちんとしつけられるかどうかが一番のポイントだといえるでしょう。

もともと賢いエアデール・テリアですから、しつけさえ正しく行えれば理想のパートナーになってくれるはずですよ。

この記事が気に入ったら
Qpetに「いいね!」しよう

文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


合わせて読みたい

PAGE TOP