2017年11月22日

ジャイアント・シュナウザーについて

ジャイアント・シュナウザーはドイツ原産の大型犬で、スタンダード・シュナウザーを大型化して作出されました。

日本ではあまり見かけませんが、とても魅力的な犬種です。

ここでは、そんなジャイアント・シュナウザーについてまとめました。

ジャイアント・シュナウザーの特徴

海辺のジャイアント・シュナウザー ジャイアント・シュナウザーは体高60~70㎝、体重35~45㎏の大型犬で、がっしりとした体格をしています。

特徴的なのは長いヒゲと眉で、力強い中にユニークな親しみやすさがあります。

被毛はカールしており、毛色はブラックが主流、ソルト&ペッパーの個体もいます。

性格上の特徴としては、まず非常に頭が良いことが挙げられます。物覚えが良く、判断力にも優れています。

また遊ぶことが大好きで、特に子犬のうちはやんちゃに動き回ります。

温和で愛情深く優しい性格をしており、飼い主に対しては強い忠誠心を持ちます。

ただし、支配力が強いのが家庭犬として飼ううえでは難点となります。

飼い主と犬の間で上下関係が逆転しないように、子犬のうちから主従関係をしっかりと教え込むようにしましょう。

ジャイアント・シュナウザーを飼うときのポイント

3頭のジャイアント・シュナウザーの子犬

運動

大型犬だけあり、多くの運動量を必要とします。

運動不足はストレスの原因になるので、しっかりと散歩の時間を取ってください。体を使う遊びを取り入れるのも喜びますよ。

被毛のケア

週に1~2回ほどのペースでブラッシングを行いましょう。また、トリミングも定期的に行うようにしてください。

飼育環境

ジャイアント・シュナウザーは鳴き声が大きいので、吠えると近所迷惑になってしまいます。

マンションの一室で育てるよりも戸建てで育てる方が向いているといえるでしょう。

しつけ

しつけが入りやすい犬種ではありますが、頭が良すぎるために間違ったことまですぐに覚えてしまいます。しつけに自信がない人はしつけ教室に通うことをおすすめします。


スタンダード・シュナウザーやミニチュア・シュナウザーとの違いは?

黒いジャイアント・シュナウザー シュナウザー種にはスタンダード・シュナウザーやミニチュア・シュナウザーがいますが、ジャイアント・シュナウザーは他のシュナウザーとは多くの面で異なります。

まず、わかりやすい違いが身体のサイズです。

ジャイアント・シュナウザーが大型犬であるのに対し、スタンダード・シュナウザーは中型犬、ミニチュア・シュナウザーは小型犬に分類されます。

性格はジャイアント・シュナウザーがもっとも家族に慣れやすいといわれています。

しかし、それと同時に自立心も一番強い犬種です。警察犬や軍用犬として使役していることを考えると、これも当然のことなのかもしれません。

最後に、歴史的な違いです。ジャイアント・シュナウザーは、かつては牧畜犬として働いていましたが、他のシュナウザーは主にネズミ捕りを行っていました。

またジャイアント・シュナウザーは名前の由来が独特で、飼育頭数が減ってしまった頃にかつての「ミュンヒナー」という名前から人気犬種のシュナウザーの名前を入れて「ジャイアント・シュナウザー」に変更したといわれています。

まとめ

おもちゃで遊ぶジャイアント・シュナウザー ジャイアント・シュナウザーは大型犬で世話に手間がかかる上にしつけが難しいので、飼いやすい犬種とはいえないかもしれません。

しかし、きちんとしつければ最高のパートナーになってくれます。

ジャイアント・シュナウザーを飼うときには、必ずしつけ方についてしっかりと学ぶようにしてくださいね。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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