2017年11月27日

チャイニーズ・クレステッド・ドッグについて

チャイニーズ・クレステッド・ドッグは、人目を引くインパクト大の容姿が印象的な中国原産の犬種です。

一目見てその姿に惚れ惚れしてしまう人も少なくないはずです。

ここでは、そんなチャイニーズ・クレステッド・ドッグについてまとめました。

チャイニーズ・クレステッド・ドッグの2つのタイプ

2頭のチャイニーズ・クレステッド・ドッグ チャイニーズ・クレステッド・ドッグにはヘアレスタイプとパウダーパフタイプの2種類があり、見た目を含め多くの点で異なります。

ここではこの2種類それぞれの特徴をご紹介します。

ヘアレスタイプ

チャイニーズ・クレステッド・ドッグといって多くの人が思い浮かべるのはこちらのヘアレスタイプです。その名の通り胴体には被毛がなく、頭と足先、尻尾、そして耳にのみ飾り毛が生えています。皮膚は銅色で、個体によってはピンク色の斑があります。

被毛のないヘアレスタイプは汗腺があり、汗をかきます。そのためパンティングをすることはありません。

この点においても非常に珍しい犬種だといえるでしょう。また、ヘアレスタイプの特徴として歯が小さくて少ないことが挙げられます。

ヘアレスタイプを飼うときには子犬の頃からしっかり歯磨きをしてあげることが大切です。

パウダーパフタイプ

パウダーパフタイプは全身に長毛が生えており、ぱっと見はヘアレスタイプと違う犬種に思えます。

被毛はふさふさで絹のように柔らかく、優しい雰囲気があります。なお毛色の指定はなく、様々な毛色の犬が存在します。

ヘアレスタイプとパウダーパフタイプでは、パウダーパフタイプのほうが遺伝的に安定しています。

ヘアレスタイプ同士で交配を行うと高い確率で胎児が死亡してしまうため、基本的にヘアレスタイプはパウダーパフタイプと交配させることで繁殖させています。

チャイニーズ・クレステッド・ドッグが繁殖して生き延びるためにはパウダーパフタイプの存在が欠かせないといえるでしょう。

チャイニーズ・クレステッド・ドッグの特徴

こちらを見るチャイニーズ・クレステッド・ドッグ 体高28~33㎝、体重6㎏前後の小型犬で、ヘアレスタイプ、パウダーパフタイプ共に立ち耳です。

容姿は非常に個性があり、優雅と表現されることも不細工と表現されることもあるようです。

性格は明朗で愛情深く、飼い主を喜ばせることが大好きです。

感受性が強く繊細ですが、基本的にはフレンドリーで知らない人とも仲良くすることができます。

穏やかな性格なので、家庭犬としてすんなりと人間の生活に溶け込むことができる犬種です。


チャイニーズ・クレステッド・ドッグの飼い方

こちらを見つめるチャイニーズ・クレステッド・ドッグ

運動

小型犬なので運動量はあまり必要ありません。

散歩は1日20分ほどを目安に行いましょう。なお、寒さに弱い犬種なので気温が低い日には散歩はせずに室内で運動させてあげてください。

防寒用の衣服も準備しておきましょう。

しつけ

しつけに苦労するタイプの犬種ではありませんが、マイペースなので根気強くしつけを続ける必要があります。

遊びなどを取り入れながら楽しくトレーニングをしてください。

被毛・皮膚のケア

ヘアレスタイプは皮膚が乾燥しがちなので、日焼け止めや保湿クリームでのケアは欠かさないようにしてください。

皮膚病になりやすいので、十分に気を付けましょう。また、パウダーパフタイプは小まめに被毛のケアをする必要があります。

週に3~4回ほどの頻度でブラッシングを行ってください。

まとめ

花畑のチャイニーズ・クレステッド・ドッグ チャイニーズ・クレステッド・ドッグはとても魅力あふれる犬種です。

優美さのある見た目はもちろんですが、性格も家庭犬としてぴったりの愛らしさがあります。

これから犬を飼おうと考えている人は、ぜひチャイニーズ・クレステッド・ドッグも候補に入れてみてくださいね。

この記事が気に入ったら
Qpetに「いいね!」しよう

文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


合わせて読みたい


  • もしもマガジン Qpet協力ドクターの紹介
  • PAGE TOP