2017年12月16日

ボクサーについて

ボクサーはユニークな顔と力強い身体、堂々たる雰囲気が魅力の大型犬です。

ボクサーの歴史や特徴、飼い方、気を付けたい病気についてご紹介します。

ボクサーの飼育を考えている人はご参考ください。

ボクサーの歴史

ボクサーが地面に伏せて何かを見つめている様子 ボクサーはドイツ原産の犬種で、その祖先犬はブレンバイサーという名の猟犬だと考えられています。

猟犬といっても獲物を追い回していたのではなく、獲物に噛みついて猟師が来るまで待機することがブレンバイサーの主な仕事でした。

当時は娯楽として闘犬が流行していたため、ブレンバイサーは闘犬用としても品種改良が進められました。

しかし、1835年に動物愛護の観点から闘犬が禁止されるとブレンバイサーは家畜を警護する役割を与えられるようになります。

そんなブレンバイサーは他の犬種との交配により徐々に雑種化が進んでいましたが、1895年には1つの犬種としてまとめる動きが始まりました。

その後この犬はボクサーという名で呼ばれるようになり、1905年には正式に犬種登録が行われました。

ボクサーが日本に輸入されたのは、昭和初期のことです。

現在ではその高い能力を生かして警察犬として人間に使役しています。

ボクサーの特徴

ボクサーが芝生の上に立っている様子 ボクサーは体高57~63㎝、体重30㎏ほどの大型犬で、引き締まった頑丈な身体をしています。

幅が広く上向きなマズルが特徴的で、ボクサーならではの独特なかわいらしさがあります。

艶やかな短毛は大変美しく、毛色はフォーンあるいはブリンドルです。

性格は番犬としての資質が強く出ており、飼い主に対して忠実で優れた観察力を持ちます。

見知らぬ人や他の犬に対しては警戒心を持ちますが、飼い主には深い愛情をもち、時に甘えん坊な一面も見せます。

好奇心が強いので、愛犬とたくさん遊びたい飼い主とは相性がいいといえます。


ボクサーの飼い方

ボクサーが芝生の上でおもちゃをくわえて立っている様子 ボクサーは活発で身体を動かすのが大好きな犬種なので、散歩は毎日2時間ほど行う必要があります。

のんびり歩くだけではなかなか満足できませんが、逆に言えばランニングなどアクティブな趣味を持つ方にとっては素晴らしいパートナーです。

猟犬であったことから、しつけが不十分だと攻撃性をみせる場合があります。

頭が良く理解力があるのでしつけは入りやすいといえますが、子犬の頃にしつけを怠ると扱いが難しくなるのは他の犬種と同様なので、しっかりとしつけを行うようにしましょう。

しつけのポイントは、褒めて育てるということです。

繊細な面がある犬種なので、厳しくしつけすぎると傷ついて逆に言うことをきかなくなってしまいます。

穏やかな態度で、根気よくしつけを続けるようにしてください。

ボクサーのかかりやすい病気

ボクサーが床に増えてこちらをみつめている様子 ボクサーの気を付けたい病気としては拡張型心筋症があり、これは別名「ボクサー心筋症」と呼ばれていて、心筋が正常に働かなくなる病気です。

拡張型心筋症は治療を行うことで症状が出るのを防いだり、突然死のリスクを軽減することができます。

ボクサーは拡張型心筋症の好発犬種なので、定期的に検査を受けてあげるようにしましょう。

まとめ

ボクサーが浜辺の上を歩きながらこちらを振り返っている様子 日本では希少なボクサー犬についてご紹介しました。

ボクサーはペットショップで扱われていることが少ない犬種です。

お迎えを検討している方は、良いブリーダーを探すことから始める必要があります。

人気の犬種と比べると、お迎えするまで大変になりますが、新しい家族のお迎えなのでじっくり探してみてください。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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