2018年1月5日

【猿顔のテリア】アーフェンピンシャーの魅力から歴史まで

アーフェンピンシャーはドイツ原産の犬種で、一度見たら忘れられないようなユニークな顔立ちをしています。

日本ではあまり見れない犬種ですが、世界では根強い愛好家もいます。

ここではそんなアーフェンピンシャーについてご紹介します。

アーフェンピンシャーの特徴

芝生の上でアーフェンピンシャーが飼い主の方を向いている様子 アーフェンピンシャーはドイツ原産の小型犬で、一番の特徴はなんといってもユニークな顔です。

離れ気味の大きな目と低めの鼻、長い眉毛が印象的なアーフェンピンシャーは、まるで猿のようにも見えます。

実際に「アーフェンピンシャー」はドイツ語で「サル顔のテリア」という意味があり、ドイツ人にとってもサルのように見えるということがわかります。

なお、身体は小さいですが華奢ではありません。ネズミ捕りのために重宝されていたアーフェンピンシャーは頑丈な骨格をしており、軽い足取りで走ります。

個性的な顔と身軽さのギャップも、アーフェンピンシャーの魅力の一つだといえます。

アーフェンピンシャーの性格

アーフェンピンシャーがリードに繋がれ散歩している様子 アーフェンピンシャーは飼い主に対して忠実な性格をしており、冷静沈着、サービス精神旺盛です。

愛情をもって接すれば、同じだけの愛情を返してくれます。

しかしながら、やんちゃでいたずら好きなところもあります。木の上まで登ってしまったアーフェンピンシャーもいるようなので、十分に注意しましょう。

テリア種のため頑固な部分もあるアーフェンピンシャーですが、ほかのテリア種ほどテリア気質は強くありません。

そのため、しつけ次第ではほかの小動物などを追いかけまわしたりせずに仲良くすることもできると言われています。


アーフェンピンシャーの飼い方

アーフェンピンシャーが飼い主の方に歩いている様子 ここでは、アーフェンピンシャーの飼い方のポイントをご紹介します。

運動

アーフェンピンシャーは小型犬のため、それほど運動量は必要ありません。

短時間で散歩を行い、部屋の中で身体を使う遊びを取り入れてあげれば十分だといえるでしょう。

なお、外で遊ぶのは大好きですが外飼いに向いている犬種ではないので注意してください。

被毛のケア

アーフェンピンシャーの被毛はブラック、ブルー、グレー、グリズルなどがあり、けば立った剛毛をしています。

被毛の手入れは難しくないので、週に2~3回ほどのペースでブラッシングを行ってください。

また、トリミングは3カ月に1回ほどの頻度を目安に行いましょう。

しつけ

アーフェンピンシャーは頭の良い犬種なので、しつけは比較的入りやすいといえます。

また、テリア気質は残っているものの、ほかのテリア種と比較すると競争心が少なく扱いやすいといえます。

ただし、やんちゃな性格をしているためしつけを怠ると手が付けられない成犬に育ちかねません。

子犬の頃から主従関係は徹底するようにしてください。

アーフェンピンシャーは絶滅危惧種?

アーフェンピンシャーが芝生の上を散歩している様子 アーフェンピンシャーはネズミ捕りや愛玩犬として人間に飼われてきた犬種で、17世紀以降にヨーロッパに広まっていったといわれています。

19世紀には、貴婦人たちの間で愛玩犬として非常に高い人気を誇っていました。

しかしながら、第二次世界大戦以降は突出していた人気も少しずつ衰えていきます。

現在ではアメリカだけでなく、原産国であるドイツでもなかなか見かけない犬種となっていて、このことから、絶滅危惧種であるとの見方をされることもあります。

まとめ

アーフェンピンシャーが伏せている様子 猿のような顔が愛らしいアーフェンピンシャーですが、残念ながら日本国内で手に入れるのは容易ではありません。

2016年にジャパンケネルクラブに登録されている頭数は、わずか3頭という希少さからお迎えするのは難しいと言えます。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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