2017年11月1日

【アイルランド国犬】ケリー・ブルー・テリアの歴史から魅力まで

ケリーブルーテリアは多才で万能な犬として知られています。

アイルランド以外の国では、あまりメジャーな犬種ではありませんが、多才で万能な犬と言われるだけのことはあって、アイルランドの国犬に指定されるほど魅力的な特徴が色々あります。

そんな、ケリーブルーテリアの魅力についてご紹介します。

ケリーブルーテリアの歴史

芝生の上で何かを見ているケリー・ブルー・テリア 出自の詳細については不明ですが、1700年頃から存在していたと言われています。

祖先は、アイリッシュ・テリアやロズベリー・テリアなどを掛け合わせて作出されたと言われています。

害獣などを倒す地中猟犬として活躍していましたが、地上の害獣も倒す万能さを加えていて、その優秀さから番犬や護畜犬として飼う人が多くなりアイルランドの中で徐々に浸透していきました。

1800年代のショードッグで、全身がカールした羊毛状でブルーコートの美しい被毛によって人々を魅了し、アイルランドで最も人気が高い犬として認知されました。

ケリーブルーテリアの特徴

草むらの中で後ろ脚で立つケリー・ブルー・テリア 全身がカールした被毛に覆われていて、子犬の頃に黒い毛色は成長と共に美しいブルーに変化します。

中・大型犬に分類されている通り、足の長さが特徴的で、耳は半垂れ耳で尻尾も垂れています。

特徴的な部分として、顔の全体を覆うほどの長さの眉毛と口髭があり、チャームポイントの一つになっています。


ケリーブルーテリアのサイズ

芝生の上で横向きに立っているケリー・ブルー・テリア ケリーブルーテリアの平均的な体高は、雄が48cm、雌が46cm前後で体重16kg前後が一般的です。

ケリーブルーテリアの性格

ケリー・ブルー・テリアが向かい合って座っている様子 「ブルーの命知らず」の別名があるほど、テリア犬種らしく、勇敢で闘争心が強い特徴があります。

飼い主や家族に対しては友好的で従順ですが、性格は冷静でマイペースです。

番犬としての活躍した歴史もあり、好戦的な特徴もあります。

ケリーブルーテリアの平均寿命と長生きのヒント

ケリーブルーテリアの寿命は、12~15年と言われていて平均寿命よりは長生きすることが出来ます。

ただし、寿命は飼い主の健康管理によって個体差があるので、普段から観察して微妙な変化を見逃さないようにしましょう。

ケリーブルーテリアがかかりやすい病気

ケリーブルーテリアがかかりやすい病気は、目に関するものが多くなっています。

主に、まつ毛がまぶたの内側に生える二重睫毛や、まぶたが眼球側に曲がりこむ眼瞼内反症、白内障などがあります。

目の周辺に異常がないか日頃から確認してあげて、動物病院で定期健診を欠かさないようにしましょう。

ケリーブルーテリアを飼うときのポイント

ケリー・ブルー・テリアが水辺で何かを見つめている様子

ケリーブルーテリアの日々のお手入れ

全身がカールした被毛に覆われているので、週に2、3回はコームを使ってスリッカーブラシでブラッシングしてあげる必要があります。

また、半垂れ耳なので、定期的に耳の掃除と耳の状態を確認してあげましょう。

ケリーブルーテリアの運動量とお散歩は?

ケリーブルーテリアは、元々が狩猟犬なので、毎日の運動させてあげる必要があります。

また、必要な運動量が多いので、1日に2回、短くても30分以上の運動をしてあげましょう。

ボールを使った遊びや、ドッグランなど足場の良いところで十分な運動を取れる環境を作ってあげましょう。

その他の注意点

運動不足は注意

運動欲求が満たされない場合は、ストレスが溜まって、吠える、噛む、物を壊すなどの行動を引き起こす事が多くなるので注意しましょう。

しつけ

飼い主に対しては従順ですが、性格に頑固なところがあるので、根気よくしつけてあげてください。

ドッグランなど

好戦的なところがあるので、ドッグランや、他の犬が居るところではトラブルになる可能性があります。

その為、子犬の頃から積極的に知らない人や他の犬に会わせることで社交的な性格に育つようにしてあげてください。

また、他の犬が多く集まるところでは問題を起こす可能性があるので目を離さないようにしましょう。

まとめ

ケリー・ブルー・テリアが芝生で上を眺めている様子 賢く万能なケリーブルーテリアですが、元々が狩猟犬の事もあり、警戒心が強いところがあります。

最近では、ケリーブルーテリアも改良される事で性格が穏やかになってきたので、子犬の頃から正しくしつける事で大人しく育つことがあります。

アイルランド国外では、数が少ないので日本でも入手が難しくペットショップなどでは販売されていない事が多いので、ケリーブルーテリアの主な飼い方は、ブリーダーさんから直接譲ってもらう事になります。

犬をお迎えする予定のある方は、ケリーブルーテリアを候補に入れてみてあげてはいかがでしょうか。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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