2018年2月13日

【アメトイ】トイ・フォックス・テリアの魅力から歴史まで

トイ・フォックス・テリアはアメリカ原産のテリア犬で、日本では珍しい犬種ですが、アメリカやイギリスでは安定した人気があります。

そんなトイ・フォックス・テリアの魅力から歴史までご紹介します。

トイ・フォックス・テリアの歴史

トイ・フォックス・テリアの子犬が歩いている様子 トイ・フォックス・テリアは、1900年代にアメリカで作出された犬種です。

その目的は愛玩犬だけでなくネズミ駆除犬としても適した犬種を作ることで、スムース・フォックス・テリアやトイ・マンチェスター・テリア、チワワ、イタリアン・グレイハウンド、ミニチュア・ピンシャーなどの小型の犬種が掛け合わされました。

このようにして誕生したトイ・フォックス・テリアは、1936年にユナイテッドケネルクラブに公認されました。

また、1949年にはトイ・フォックス・テリアのための犬種クラブが設立されました。しかしながらFCI(国際畜犬連盟)には未だ公認されていません。

主に愛玩犬として飼育されているトイ・フォックス・テリアは、原産地であるアメリカでは大変人気があります。

またイギリスにも多くの愛好家がいるようです。

しかしアメリカとイギリス以外の国々ではまだまだ珍しい犬種で、その名前を知らないという人も多いようです。

トイ・フォックス・テリアの特徴

トイ・フォックス・テリアがベッドの上に伏せている様子 トイ・フォックス・テリアは体高約25㎝、体重約3㎏の小型犬です。

やや長めのマズルが特徴で、先は丸くなっています。目は大きくて首は長く、V字型の耳はピンと立っています。

短い被毛は光沢があり、毛色は白ベースであることが基本です。

単色のホワイトをはじめとして、ホワイト&ブラック、ホワイト&タン、トライカラーなど様々なバリエーションがあります。


トイ・フォックス・テリアの性格

トイ・フォックス・テリアがボールで遊んでほしそうに見ている様子 トイ・フォックス・テリアはテリア犬に分類される犬種で、いわゆる「テリア・キャラクター」をもっています。

そのため、気性が荒く気が強い一面をみせることがありますが、他のテリア犬に比べると性格は穏やかで、しつけもしやすいといえるでしょう。

冷静な性格のトイ・フォックス・テリアですが、飼い主に対しては深い愛情をもちます。

環境にスムーズに適応する能力があるので、街中の集合住宅でも飼いやすい犬種だとされています。

トイ・フォックス・テリアを飼うには

トイ・フォックス・テリアが走っている様子 ここではトイ・フォックス・テリアを飼うときのポイントをご紹介します。

運動

トイ・フォックス・テリアは同じジャック・ラッセル・テリアと似ているといわれることがあり、小さな身体には見合わないほどの体力があります。

運動不足にならないように、きちんと散歩を行いましょう。

なお、骨折しやすい犬種なので、激しい運動をさせるときには注意してください。

被毛のケア

トイ・フォックス・テリアは被毛がとても短く1㎝にも満たないため、ケアにはそれほど手間がかかりません。

週に1回ほどのペースでブラッシングをしてあげるといいでしょう。しかし、被毛が短く身体が小さいため寒さに弱いという特徴があります。

室内の温度管理にはしっかり気を配るようにしてください。

しつけ

セラピー犬としても用いられる犬種で、正しくしつけを行えば無駄吠えや噛み癖なども直すことができます。

好きなことはどこまでも追求したがる好奇心旺盛な性格なので、遊びなどを交えて楽しくトレーニングを行うとよいでしょう。

まとめ

トイ・フォックス・テリアが芝生に伏せている様子 トイ・フォックス・テリアは日本でよく飼われている犬種ではなく、見かけたことがある人はあまりいないかもしれません。

しかし、テリア種の中では比較的おとなしい性格のため飼いやすいといえます。

小型犬のお迎えを考えている方は、ぜひトイ・フォックス・テリアも検討してみてください。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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