2018年2月23日

【スター・ウォーズ】チューバッカのモデル「ベルジアン・グリフォン」とは?

ベルジアン・グリフォンは、ベルギー原産の小型犬で、その小さくて可愛らしい姿から、貴族たちの寵愛を受けてきました。

ここではベルジアン・グリフォンの魅力から歴史までご紹介します。

ベルジアン・グリフォンの歴史

何かを見るベルジアン・グリフォン
ベルジアン・グリフォンは、ベルギー土着の犬種やアーフェンピンシャーの交配によって生まれたベルギー原産の犬種です。

かつてはブリュッセル・グリフォンと同じ犬種として扱われていましたが、1880年代から別犬種としてみなされるようになりました。

もともとネズミ狩りあるいは愛玩のために飼育されていた犬種で、はじめは一般市民の間で人気がありました。

しかし、その可愛らしさから徐々に上流階級の人々にも飼われるようになります。

そして、19世紀には人気犬種であったパグなどと交配されてマズルの短い現在の姿に近付きました。

ベルギー王室のマリー・アンリエット王妃もベルジアン・グリフォンに興味を抱き、そのことがきっかけで一気に人気に火が付きました。

その後は海外の国々にも輸出され、多くの地域で親しまれています。

ベルジアン・グリフォンの特徴

ベルジアン・グリフォン
ベルジアン・グリフォンは体高19㎝前後、体重4㎏前後で小型犬に分類され、小さい身体の割に大きな頭をしています。

マズルは短くぺちゃっとしており、この犬種独特の容姿を作っています。

被毛はシングルコートでラフタイプとスムースタイプの2種類が存在し、毛色はブラックまたはブラック&タンです。

性格は明るくてフレンドリーで、小さな子どもとも仲良くすることができます。

知的な犬種ですが、いたずら好きな面があるので苦労する場合があります。

見知らぬ人に対しては警戒心をもちますが、友好的な態度を示せばすぐに慣れることが多いようです。


ベルジアン・グリフォンの飼い方

リュックの中のベルジアン・グリフォン ベルジアン・グリフォンは世界的に広く飼育されている犬種ではありませんが、日本ではブリーディングが行われているため入手は可能です。

ここではベルジアン・グリフォンを飼うときのポイントについてご紹介します。

運動

活発な性格ですが、運動量はそれほど多くはないので、散歩は1日1~2回、1回あたり20分程度を目安に行いましょう。

ボール遊びや引っ張りっこなどの体力を使う遊びを取り入れるのもおすすめです。

フード

食欲旺盛な犬種ですが、食べ過ぎて太ると関節に負担をかけてしまいます。

食べる量には十分に注意し、おやつもあまり与えないようにしましょう。

しつけのときも、ご褒美にはおやつではなくフードを与えるようにしてください。

被毛のケア

抜け毛の少ないベルジアン・グリフォンですが、絡まりやすい被毛をしています。

小まめにブラッシングを行うようにしてください。

また、目に被毛が入らないように頭の毛を適度にカットしてあげましょう。

しつけ

少し頑固な部分があるため、しつけに苦労することがあります。

しつけが入らなくても荒々しく叱ることは避け、優しく教えてあげましょう。

なお、しつけは野外ではなく室内で行ってください。

病気

遺伝子疾患が少なく比較的健康的な犬種ですが、マズルが短いため軟口蓋過長症や気道狭窄による呼吸器疾患には注意する必要があります。

また小型犬のため膝蓋骨脱臼になりやすいので、関節に負担をかけないように注意してください。

まとめ

キャリーの上のベルジアン・グリフォン ベルジアン・グリフォンは小さな鼻とつぶらな瞳が特徴的で、とても愛くるしい容姿をしています。

日本ではあまり飼われていませんが、優秀な家庭犬になれる素質は十分にあります。

珍しい犬種を飼ってみたいと考えている方は、ぜひベルジアン・グリフォンも検討してみてください。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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