2018年1月4日

【ウィートン】アイリッシュ・ソフトコーテッド・ウィートン・テリアの魅力から歴史まで

アイリッシュ・ソフトコーテッド・ウィートン・テリアはアイルランド原産の中型犬で、テリア種でありながら穏やかな性格をしています。

ここではそんなアイリッシュ・ソフトコーテッド・ウィートン・テリアについてご紹介します。

アイリッシュ・ソフトコーテッド・ウィートン・テリアの歴史

アイリッシュ・ソフトコーテッド・ウィートン・テリアが何かを見つめている様子 アイリッシュ・ソフトコーテッド・ウィートン・テリアに関する記述がある古い文献は残っておらず、その起源ははっきりとは明らかになっていません。

しかし原産地はアイルランドであり、同じアイルランド出身であるアイリッシュ・テリアやケリー・ブルー・テリアよりも古くから存在する犬種だと考えられています。

また、最近ではこれら2つの犬種の祖先犬がアイリッシュ・ソフトコーテッド・ウィートン・テリアであるとする説もあります。

アイリッシュ・ソフトコーテッド・ウィートン・テリアが長い間暮らしていたのはアイルランドの南部に位置する農村です。

多くの用途に用いられていたのがこの犬種の特徴で、番犬でありながら狩猟犬でもあり、また牧畜犬としても活躍していました。

なんらかの目的のために選択繁殖された犬種ではなく、自然な進化を遂げて現在の姿になったといえます。

そんなアイリッシュ・ソフトコーテッド・ウィートン・テリアがアイルランドで初めて正式に犬種登録されたのは1937年で、その数年後にはイギリスでも犬種登録が行われました。

そして、1946年に初めてアメリカにわたりました。古い歴史がありながら認知されるまでに時間のかかったアイリッシュ・ソフトコーテッド・ウィートン・テリアですが、今では世界中で広く知られる犬種となっています。

アイリッシュ・ソフトコーテッド・ウィートン・テリアの特徴

アイリッシュ・ソフトコーテッド・ウィートン・テリアがおもちゃに向かって駆けている様子 がっちりとしたスクエアの身体をした中型犬で、柔らかくウェーブのかかった美しい被毛をもっています。

成長するにつれて毛色が変化するのが特徴で、子犬の頃はブラウン、マホガニー、レッド、ホワイトなどの毛色をしており、成犬になると淡くてきれいな小麦色やブラウンになります。

性格は好奇心が強く元気いっぱいで、まさにムードメーカーという雰囲気があります。

テリア種としての気質はあまりなく、フレンドリーで穏やか、飼い主に対して愛情たっぷりに接します。

また、子どもや他の小動物と仲良くすることもできます。たまに頑固な一面も見せますが、頭も良く家族と良好な関係を築ける犬種だといえます。


アイリッシュ・ソフトコーテッド・ウィートン・テリアの飼い方

子犬のアイリッシュ・ソフトコーテッド・ウィートン・テリアが四匹並んでいる様子 ここではアイリッシュ・ソフトコーテッド・ウィートン・テリアを飼うときのポイントをご紹介します。

運動

活発でスタミナのある犬種のため、運動量はそれなりに必要です。

1日1時間ほどを目安に散歩を行い、またドッグランなどで走る機会も作ってあげましょう。

ただし、運動能力が高すぎて逃走することがあるので注意が必要です。

被毛の手入れ

被毛は長めなので、手入れにはやや手間がかかります。毛が絡まらないように、週に3~4回ほどのペースでブラッシングをしてください。

またトリミングは1カ月程度のペースで行いましょう。

しつけ

頭が良い犬種なのでしつけはすんなりと入りますが、賢いだけに見下されないように注意する必要があります。

子犬の頃からしっかりと服従訓練を行うようにしてください。

まとめ

アイリッシュ・ソフトコーテッド・ウィートン・テリアが飼い主に遊んでもらっている様子 アイリッシュ・ソフトコーテッド・ウィートン・テリアは日本ではめったに見かけない犬種ですが、理想的な家庭犬になる資質を秘めています。

アメリカでは根強い人気があり、多くの人が家庭犬として飼育しています。

テリア種が飼いたいけれど気の荒さが心配という方に、特におすすめの犬種です。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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