2018年2月12日
【獣医師監修】犬にチョコレートを与えては駄目!食べたら犬の身体に起こることは?
【結論】絶対に与えてはいけません
チョコレートを犬に与えてはいけないことは広く知られていて、気をつけている飼主様がほとんどだと思います。
それでもやはり犬の嗅覚は想像以上で、飼主様の行動を犬はよく見ています。
もしもの時のために、チョコレートを食べるとどのような症状が起こり、どのくらい食べるといけないのかをお話します。
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犬がチョコを食べた時に見られる症状
症状は痙攣や消化器症状が主です。次に代表的な症状を紹介します。 ・嘔吐、下痢
・パンティング
・脈の異常
・痙攣
・昏睡
・パンティング
・脈の異常
・痙攣
・昏睡
チョコレートを大量に摂取した場合は、以上のような症状を呈します。さらに症状が重症化すると最悪の場合は死亡することもあります。
絶対に食べさせてはいけませんし、見つかるような場所に放置してはいけません。
犬はチョコをどのくらい食べたら「危険」か
チョコレートの中にはカカオやミルク、砂糖など様々な成分が含まれています。その中でもカカオに含まれる「テオブロミン」という成分が犬に対して毒性を示します。
体重1kgあたり90~100mgのテオブロミンを摂取すると中毒症状が出て、致死量が250~500mgといわれています。
チョコの種類によって危険レベルも違う
チョコレートの種類によってテオブロミンの含有量は異なります。カカオの含有量が多いチョコレートやビターチョコレート、ミルクチョコレート、ホワイトチョコレートなど様々ですが、それぞれどのくらいの量を食べると危険なのでしょうか?
標準的な板チョコで考えてみます。
ミルクチョコレート:1枚あたり150~180mg
ビターチョコレート:1枚あたり450~600mg
ブラックチョコレート:1枚あたり1000~1200mg
ホワイトチョコレートはほぼ心配がないといわれています。ビターチョコレート:1枚あたり450~600mg
ブラックチョコレート:1枚あたり1000~1200mg
ビター、ブラック、カカオの濃いものは小型犬が1枚食べると痙攣が起きたり、死亡する可能性が高くなります。
犬がチョコを誤って食べた場合、どのように治療するの?
解毒剤はありませんので、催吐処置・胃洗浄・活性炭の投与を行います。痙攣などが起こっている場合は症状にあわせて治療を行います。
チョコレートは冷えると固まるので、胃洗浄をするならば温水を用いることが大切です。
家庭での対処法はほぼありませんので、急いで動物病院を受診しましょう。
文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。
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