2017年11月20日

ドッグフードの選び方でアレルギーを対策しましょう

現代社会で、人はアレルギーが増加傾向にあるようです。同様に、犬の世界でもアレルギーが重大な問題になっていることをご存知でしょうか。

今回は犬のアレルギーについて調査しました。

愛犬の健康のために知りたいアレルギーの対策となるドッグフードなどの役立つ情報をご紹介します。

犬のアレルギーとは?

犬と女の子が横向きに向かい合っている様子 犬は人間のように話すことができないので、普段から飼い主が愛犬とスキンシップを取りながら、普段と変わったことがないかよく観察してあげることが大切です。

次のような症状がある場合、食物アレルギーが原因の可能性があります。

犬のアレルギーの主な症状

ペンブロークが耳を掻いている様子
・全身を痒がってかきむしる
・くしゃみの数が多い
・口臭がひどいように感じる
・フードを食べた後に吐いてしまう
・体に湿疹ができている
・下痢をするようになった
・目が充血している

犬の食物アレルギーを引き起こすアレルゲンとは?

犬の食物アレルギーを引き起こすアレルゲンには以下のようなものがあります。
・牛肉
・チーズ、ミルクなどの乳製品
・小麦や大豆などの穀物
・鶏肉や鶏卵
・調味料
・食品添加物

愛犬が食物アレルギーになってしまったら

子犬が耳を掻こうと頑張っている様子
大切な愛犬が食物アレルギーを発症しないように、飼い主がしっかり管理してアレルギー対策を施しましょう。

原因となるアレルゲンを口にさせない

犬の食物アレルギーも人間と同じで、アレルギーを引き起こすアレルゲンを口にしないことが重要です。

普段与えている食べ物では、どれがアレルゲンを引き起こす可能性があるか確認する必要があります。

ドライフードやウエットフードの成分の確認をしましょう。ドッグフード以外の食べ物では、家庭で何を与えていたかしっかりと確認して、一時的にドッグフードを与えないようにしましょう。

ドッグフードの選び方

三種類の容器の中に三種類のドッグフードが入っている様子 ドッグフードだけを与えるようにしたら、まず主成分から確認していきましょう。牛肉が主成分のフードを与えている場合は、鶏肉や羊肉などにシフトしてみます。

アレルギーというのは、ある一定の許容量以上のものが体内に入った時に起こります。ドッグフードに入っていることが少ない鹿肉や馬肉であればアレルゲンになりにくいという傾向もあるようです。

アレルゲンは主にタンパク質によって起こる

犬の食物アレルギーは比較的、タンパク質が原因で起こることが多いです。しかし、タンパク質は犬の主食です。

犬に何を与えたらいいか困る必要はないので、安心してください。

タンパク質には様々なものがあり、牛肉がダメな場合も、魚や豚肉のタンパク質であれば問題ないという場合や、アレルゲンと成りえるタンパク質があらかじめ分解されているものもあります。

添加物を含まないものを選ぶ

ドッグフードには一般的にたくさんの食品添加物が含まれています。人間のものと同様で、食品添加物には栄養を含んでおらず、不必要なものも多くあります。

ドッグフードには保存料が必要ですが、これも自然由来のものでカバーすることもできますし、見た目をカラフルにするためだけの着色料なども犬の栄養のためには必要のないものです。

アレルギー対策用のフードに切り替える

愛犬がアレルギーを発症した時に一番簡単に試せる方法は、動物病院などで売られているアレルギーを発症する犬用に開発されたフードに切り替えることです。

動物病院の獣医さんのサポートの元で、愛犬の様子を見ながら与えることができるので、アレルギー対策として最初に試してみましょう。


アレルギーと間違いやすい食物不耐性

犬が小さなお皿に入ったミルクを美味しそうに舐めている様子 アレルギーとよく似た症状を起こすため、アレルギーと間違いやすいのが、食物不耐性です。これは人間にもよくある症状で、人であれば牛乳を飲んでお腹をくだす人がいます。

これは乳製品に含まれている乳糖を分解する酵素を持っていない人がなる症状で、犬にも同じことが言えます。

アレルギーとの違いは、蓄積されて症状が出るか、急性的に症状が出るかというところにあります。思い当たる原因があり、突然強い症状が出た場合は、アレルギーではなく食物不耐性の可能性があります。

自己判断は危険

レトリバーが獣医さんに管をつながれている様子 犬にアレルギーのような症状が出た時に、飼い主の安易な自己判断だけで対策するのはとても危険です。

アレルギーではなく重大な病気が隠れている可能性があります。いつもと違う症状を確認したら、迷わずすぐにかかりつけの病院へ診察に行きましょう。

まとめ

飼い主とハスキーを愛おしそうに後ろから抱きしめている様子 犬は話すことができないので、飼い主が観察することでアレルギーや体調不良を発見する必要があります。そのため普段からスキンシップをとって、愛犬の健康状態を確認してあげましょう。

何か少しでも心配なことがある時は、速やかに動物病院を受診するようにして、少しでも早く普段通りの楽しい日々を送れるようにしましょう。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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