2018年2月2日
【獣医師監修】犬に節分の豆って食べさせていいの?
2月3日は節分です。節分と言えば「豆まき」ですが、この「豆」は犬が食べても問題がないのでしょうか?
【結論】食べさせてはいけません。
ドッグフードなどにも豆が原材料になっているものや植物油に大豆が含まれたりしています。
原材料になるくらいだから問題がないのでは?と思いがちですが、節分の豆は食べさせないほうがよいのです。
なぜダメなのか?その理由をみていきましょう。
1.アレルギー症状を起こす
大豆に対してアレルギーを起こす犬が増えています。アレルギー症状として多いのが、「下痢・嘔吐」「痒がる」「目が赤くなる」「くしゃみや鼻水」などです。
急激にアレルギー反応が起こった場合にはアナフィラキシー症状を起こしふらふらして倒れる、顔が腫れるなどの状態になることもあります。
大豆を食べた後にこのような症状が起こってしまった場合にはすぐに動物病院を受診しましょう。
2.のどに詰まらせてしまう
飛んでくる豆を追いかけて「パクッ!」と食べてしまった時に誤嚥してしまうかもしれません。慌てて食べて喉にひっかけてしまう可能性もあります。
小さくて、表面がつるつるしているので要注意です。
3.下痢や消化不良を起こす
もともと、犬たちは豆をそのまま食べる習慣がありません。特に節分の豆は乾煎りしたり、味がついたりしているものの形は生の豆に近いため消化に時間がかかります。
大量に食べてしまった場合は、消化できずに下痢になったり、そのままの形状で便に混じって出てきたり、消化不良を起こす可能性があります。
特に子犬や老犬の場合は可能性が高くなります。
4.有害な物質が残っている可能性がある
大豆には身体にとって有用な栄養素が含まれていますが、反対に毒も含まれています。これは生で食べるときに特に要注意になり、発酵させたり加熱したりした場合は問題になりません。
・トリプシンインヒビター:消化酵素の働きを阻止する物質
・フィチン酸塩:ミネラルの吸収を妨げる
・ゴイドロゲン:甲状腺腫瘍の原因になる
・アンチニュートリエント:反栄要素(ほかの豆類よりも多く含まれています)
・フィチン酸塩:ミネラルの吸収を妨げる
・ゴイドロゲン:甲状腺腫瘍の原因になる
・アンチニュートリエント:反栄要素(ほかの豆類よりも多く含まれています)
以上のような毒が含まれているので、しっかり熱が通されていない場合は後々何らかの問題が起こる可能性があります。
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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。
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